VMware Identity Manager 仮想アプライアンスは、VMware のアップデート サーバにインターネットでアクセスします。HTTP プロキシを使用するインターネット アクセスをネットワーク構成で指定している場合は、アプライアンスのプロキシ設定を調整する必要があります。

VMware Identity Manager でプロキシ サーバを使用するには、VMware Identity Manager をインストールするときに、YaST ユーティリティを使用して VMware Identity Manager を設定します。VMware Identity Manager をアップグレードするには、VMware Identity Manager 仮想アプライアンスで特定の vami コマンドを実行してプロキシ サーバの設定を編集することが必要になっています。

注: インターネット トラフィックのみを処理するプロキシを有効にします。プロキシが正しく設定されていることを確認するために、ドメイン内の内部トラフィック用のパラメータを no-proxy に設定します。

前提条件

  • 仮想アプライアンスのルート パスワードがあることを確認します。管理者アカウントのパスワードを作成する方法については、『VMware Workspace ONE Access のインストールと構成』を参照してください。
  • プロキシ サーバ情報があることを確認します。

手順

  1. VMware Identity Manager 19.03 仮想アプライアンスに root ユーザーとしてログインします。
  2. 次のコマンドを実行して、プロキシを設定します。
    /opt/vmware/share/vami/vami_set_proxy proxyServer proxyPort

    例:

    /opt/vmware/share/vami/vami_set_proxy proxy.mycompany.com 3128
  3. 次のコマンドを実行して、プロキシ設定を確認します。
    /opt/vmware/share/vami/vami_proxy
  4. プロキシ サーバが認証を必要とする場合は、/etc/environment 構成ファイルを編集してユーザー名とパスワードを追加します。例:
    http_proxy=http://username:[email protected]:3128
  5. VMware Identity Manager 仮想アプライアンスで Tomcat サーバを再起動して新しいプロキシ設定を使用します。
    service horizon-workspace restart

結果

VMware Identity Manager 19.03 仮想アプライアンスで VMware のアップデート サーバを利用できるようになりました。