ビジネスのニーズに応じて、Workspace ONE Access を使用して Integration Broker コンポーネントの 1 つまたは複数のインスタンスを展開します。次の展開モデルは一般的なシナリオに基づいています。
事前検証の環境
事前検証の環境では、統合プロセスとエンド ユーザー エクスペリエンスに慣れる目的でいくつかの Citrix 公開アプリケーションのみを Workspace ONE Access 内に構成しますが、その場合単一の Integration Broker インスタンスを設定することをお勧めします。仮想アプリケーションのコレクション内の同期 Integration Broker および SSO Integration Broker と同じ Integration Broker インスタンスを選択します。
![事前検証モデル](images/GUID-2E3EBDB0-B7B0-40A9-A0AD-F69F61136492-high.png)
テスト環境
小規模なテスト環境で同期と起動を含むフロー全体をテストする場合、2 つの Integration Broker インスタンスを展開し、1 つをリソースと資格の同期、もう 1 つをリソースの起動に使用することをお勧めします。このシナリオでは、通常いくつかのアプリケーションのみを統合し、多数のユーザーが同時にアプリケーションを起動することは想定しません。
インスタンスの 1 つを仮想アプリケーションのコレクションの同期 Integration Broker として選択し、もう 1 つを SSO Integration Broker として選択します。
![テスト環境モデル](images/GUID-8A798992-0311-4F79-B5C4-88DDE19BA0ED-high.png)
本番環境
本番環境では、高可用性とロード バランシングの目的でロード バランサの背後に Integration Broker インスタンスのクラスタを設定することをお勧めします。Integration Broker インスタンスの 1 つが使用できない場合、要求はクラスタ内の別のインスタンスにリダイレクトされるので、同期と起動は引き続き使用可能になります。
仮想アプリケーションのコレクションの [同期 Integration Broker] および [SSO Integration Broker] フィールドに、ロード バランサ情報を入力します。
![本番環境モデル](images/GUID-DD0C06ED-3B69-4A1B-8B3A-1500D7905516-high.png)
大規模な本番環境
多数のアプリケーションを統合し、大量のトラフィックが発生する大規模な本番環境では、同期と起動にそれぞれ個別の Integration Broker クラスタを設定することをお勧めします。ロード バランサの背後に各クラスタを設定します。この設定によって、特定のニーズに基づいてインスタンスの数を柔軟に増やすことができます。たとえば、同時に実行される起動の数が多いために遅延が発生する場合は、起動に使用されるクラスタに Integration Broker インスタンスを追加できます。
仮想アプリケーションのコレクションの [同期 Integration Broker] および [SSO Integration Broker] フィールドに、適切はロード バランサを入力します。
![大規模な環境モデル](images/GUID-DA8E6876-1316-4EEE-AB43-B0B43DCD2569-high.png)