以前のリリースで利用可能な [デスクトップとアプリケーションの管理] ユーザー インターフェイスから Workspace ONE Access 19.03 の仮想アプリケーションのコレクションに既存のリソース構成を移行するのには、移行ウィザードを使用します。

重要: 同時に、すべての既存のリソース構成を移行する必要があります。たとえば、Horizon Cloud と Citrix リソースが構成された場合は、移行ウィザードで両方を選択します。移行ウィザードは、すべてのリソースを同時に移行するため 1 回だけ使用することができます。1 回実行すると、その後は使用できません。
注: ホストされた環境では、移行プロセスにはしばらく時間がかかる場合があります。

前提条件

  • すべての VMware Workspace ONE Access サービス インスタンスをバージョン 3.1 以降にアップグレードし、すべてのコネクタ インスタンスをバージョン 2017.12.1.0 以降にアップグレードします。
  • 最初に [仮想アプリケーションのコレクション] ページにアクセスして移行を実行するには、スーパー管理者ロールが必要です。詳細については、Workspace ONE Access 仮想アプリケーションのコレクションについてを参照してください。

手順

  1. VMware Workspace ONE Access コンソールで、[カタログ] > [仮想アプリケーションのコレクション] タブを選択します。
  2. 情報を確認し、[開始する] をクリックします。
    移行ウィザードが表示され、既存のすべてのリソース構成が表示されます。移行ウィザードは、古いインストールにリソースが構成されている場合のみ表示されます。
  3. 移行ウィザードで、リソース タイプごとに、以前のインストールでの構成に使用されたコネクタ ワーカーを選択します。

    移行ウィザード

    各リソース タイプのドロップダウン メニューには、そのリソースが構成されたコネクタのみが表示されます。
    リソースが複数の高可用性コネクタで構成されていた場合、リスト内のすべてのコネクタが表示されます。 [自動的に同期しています] ラベルまたは [手動で同期しています] ラベルは、そのコネクタでリソースの同期スケジュールが設定されているか、または手動で同期が設定されているかを示します。 [自動的に同期しています] ラベルが付いているコネクタを選択します。これは各リストでのデフォルトの選択でもあります。
    注意: 確実にすべての既存の構成に対して選択を行います。移行ウィザードは、すべてのリソースを同時に移行するため 1 回だけ使用することができます。1 回実行すると、その後は使用できません。
  4. [移行] をクリックします。
    ホストされた環境では、移行プロセスにはしばらく時間がかかる場合があります。

結果

既存のリソース構成が移行されます。構成の種類ごとに仮想アプリケーションのコレクションが作成されます。これらのコレクションは、移行の完了後に表示される [仮想アプリケーションのコレクション] ページに表示されます。コレクションを表示または編集するには、その名前をクリックします。

[カタログ] > [仮想アプリケーションのコレクション] タブを選択して、いつでも [仮想アプリケーションのコレクション] ページにアクセスできます。

仮想アプリケーションのコレクションのトラブルシューティング情報については、コネクタ ログ ファイル connector.log とサービス ログ ファイル horizon.log の両方を表示します。Linux 仮想アプライアンスの場合、ログ ファイルは、/opt/vmware/horizon/workspace/logs ディレクトリにあります。Windows サーバの場合、ログ ファイルは、install_dir\IDMConnector_or_VMwareIdentityManager\opt\vmware\horizon\workspace\logs ディレクトリにあります。

次のタスク

  • 移行ウィザードで選択した 1 つのコネクタのみがそれぞれの新しい仮想アプリケーションのコレクションに追加されます。高可用性のためにコネクタ クラスタをセットアップした場合は、コレクションを編集して、その他のコネクタを追加します。
  • 移行された構成ごとに単一の仮想アプリケーションのコレクションが作成されます。サーバとアプリケーションの数が多い大規模な統合の場合は、管理のしやすさと同期の高速化のためにコレクションを複数のコレクションに分割することを検討してください。仮想アプリケーションのコレクション機能を使用すると、ThinApp 統合を除いて、統合のタイプごとに複数のコレクションを作成できます。