Workspace ONE Access で、ThinApp パッケージの配布と管理を一元的に行うことができます。ThinApp パッケージは、Windows システム上で使用される仮想 Windows アプリケーションです。Windows システムに Workspace ONE Access Desktop アプリケーションをインストールして、ThinApp パッケージの使用資格が付与されたユーザーは、Windows システムで使用資格のある ThinApp パッケージを起動して使用することができます。

重要: ThinApp の統合は、レガシーの VMware Identity Manager Connector (Linux) バージョン 2018.8.1.0 でのみ使用できます。

ThinApp のキャプチャおよびビルド プロセスで、Windows アプリケーションから仮想アプリケーションを作成します。その仮想 Windows アプリケーションは、Windows システムに元の Windows アプリケーションをインストールしなくても、そのシステムで実行できます。 ThinApp パッケージは、Windows アプリケーションで ThinApp のキャプチャおよびビルド プロセスを実行することによって生成された仮想アプリケーション ファイルのセットです。このパッケージには、Windows アプリケーションにアクセスするためのプライマリ データ コンテナ ファイルおよびエントリ ポイント ファイルが含まれています。

一部のThinApp パッケージには Workspace ONE Access との互換性がありません。Windows アプリケーションをキャプチャする際に、ThinApp キャプチャ アンド ビルド プロセスのデフォルトの設定によって、Workspace ONE Access で配布および管理できないパッケージが作成されます。 キャプチャおよびビルド プロセス中に適切なパラメータを設定することで、Workspace ONE Access が配布および管理できる ThinApp パッケージを作成します。 ThinApp 機能、およびWorkspace ONE Accessと互換性があるパッケージを作成するために使用する適切なパラメータの詳細は、VMware ThinApp に関するドキュメントを参照してください。

Workspace ONE Access を ThinApp リポジトリと統合すると、Workspace ONE Access で配布および管理できるリポジトリ内の ThinApp パッケージをカタログで確認できます。Workspace ONE Access カタログに ThinApp パッケージが表示されると、ThinApp パッケージの使用資格をユーザーとグループに付与、および任意で各パッケージのライセンス追跡情報を構成できるようになります。