ユーザーのアプリケーションまたはデスクトップの起動トラフィック(ICA トラフィック)を XenApp サーバに直接ルーティングするネットワーク範囲を構成します。この構成は通常、Workspace ONE Access に統合された Citrix 公開リソースへの内部アクセスの提供に使用されます。

ユーザーが Workspace ONE Intelligent Hub アプリケーションまたはポータルからアプリケーションまたはデスクトップを起動するときに、そのユーザーの IP アドレスが内部ネットワークの範囲内であった場合、ICA トラフィックは直接 XenApp サーバにルーティングされます。

注: 外部ネットワークのリソース起動の構成については、 NetScaler Gateway による外部ネットワークの Citrix リソース起動の構成を参照してください。

前提条件

ネットワーク範囲を作成および編集するには、スーパー管理者ロール、または ID とアクセス管理サービスで [設定管理] アクションを実行できるカスタム ロールが必要です。

手順

  1. Workspace ONE Access コンソールで、[カタログ] > [仮想アプリケーションのコレクション] タブの順に選択します。
  2. ネットワーク範囲を設定する Citrix コレクションをクリックします。
  3. [ネットワーク範囲] タブを選択します。
  4. [ネットワーク範囲] タブで、内部 Citrix リソースの起動用に構成するネットワーク範囲をクリックし、内部ネットワークから Citrix リソースにアクセスするエンド ユーザーが正しいサーバに接続できるようにします。
    1. 編集するネットワーク範囲をクリックするか、必要に応じて新しいネットワーク範囲を作成します。
    2. ネットワーク範囲を新規作成する場合は、名前、オプションの説明、および IP アドレスの範囲を入力します。
    3. [サーバ ファーム] セクションまでスクロールします。
      このセクションには、Citrix 仮想アプリケーションのコレクションで構成したすべての XenApp サーバが一覧表示されます。
    4. 各 XenApp サーバに対して、このネットワーク範囲に対する適切な値を入力します。
      オプション 説明
      クライアント アクセスの FQDN

      完全な [StoreFront] URL を入力します。このエントリは、仮想アプリケーションのコレクションの [StoreFront サーバ URL] テキスト ボックスに入力した URL と一致する必要があります。

      次の形式を使用します。

      transportType://storefrontServerFQDN/Citrix/storenameWeb

      例:http://xen76.example.com/Citrix/mystoreWeb

      ロード バランサが構成されている場合は、次の形式を使用します。

      loadbalancerURL/citrix/storeweb

      ポート StoreFront サーバ ポート。たとえば、443 と指定します。

      [クライアント アクセスの FQDN] テキスト ボックスにロード バランサの URL を入力した場合は、ポート 443 を使用します。

      NetScaler このオプションを [いいえ] に設定します。

      [ネットワーク範囲を編集] ダイアログ ボックス

    5. [[保存]] をクリックします。
    6. 必要に応じて、これらの手順を繰り返して、他のネットワーク範囲を編集します。
    重要: 環境内の各ネットワーク範囲にクライアント アクセスの FQDN が設定されていることを確認します。ネットワーク範囲にクライアント アクセスの FQDN が設定されていない場合、そのネットワーク範囲を介してリソースにアクセスしているユーザーは、自分の Citrix デスクトップおよびアプリケーションを起動できません。