この情報を使用して、Workspace ONE Access ディレクトリ統合の問題をトラブルシューティングします。
Windows コネクタでのドメイン コントローラの遅延の特定
エンド ユーザーが Active Directory 資格情報を使用してログインできず、「アクセスは拒否されました」エラーが発生した場合、またはログインに非常に時間がかかる場合は、次の手順を実行して、ドメイン コントローラのネットワーク遅延が問題の原因になっているかどうかを判断します。Workspace ONE Access Connector のバージョンに適用可能な情報を使用します。
[19.03 コネクタ]
- コネクタ ログ ファイル connector-dir-sync と connector を確認します。これらのファイルは、INSTALL_DIR\VMware Identity Manager\Connector\opt\vmware\horizon\workspace\logs フォルダにあります。
これらのファイルで「Windows DC 検出を強制的にトリガしています」というメッセージが頻繁に発生する場合は、リストされているドメイン コントローラの待ち時間が長いことを示しています。このメッセージが 1 時間に 4 回以上表示される場合は、ドメイン コントローラのネットワーク遅延を確認してください。コネクタ ログに基づいてアラートを設定できます。
- コネクタ サーバから次のコマンドを実行します。
nltest /dsgetdc:domain /try_next_closest_site
(OS によってキャッシュされた最も近いドメイン コントローラを取得します)nltest /dsgetdc:domain /force
(OS キャッシュをクリアし、最も近いドメイン コントローラを再度特定しようとします)コネクタの Windows OS は、ディレクトリで使用される各ドメインの最も近いドメイン コントローラを識別します。
- コネクタ サーバから、各ドメイン コントローラに対して
ping
またはpsping
コマンドを実行し、ドメイン コントローラが迅速に応答するかどうかを確認します。20 ミリ秒未満であれば、ping
要求に対する応答時間として正常です。 - コネクタ サーバから、ドメインの各ドメイン コントローラ ホストに対して
tracert
コマンドを実行し、コネクタ ノードとドメイン コントローラ ホスト間のホップ数を確認します。 - ドメイン コントローラの応答が遅い場合は、ネットワーク遅延を回避するためのベスト プラクティスで説明されているドメイン ネットワーク遅延のベスト プラクティスに従ってください。
[20.01 および 20.10 コネクタ]
- コネクタ サーバで、krb5.conf および domain_krb.json ファイルを確認します。これらのファイルには、各ドメインで使用されている現在のドメイン コントローラへのドメインのマッピングが含まれています。ディレクトリ同期サービスの場合、ファイルは INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\Directory Sync Service\conf フォルダにあります。ユーザー認証サービスの場合、ファイルは INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\User Auth Service\conf フォルダにあります。
- コネクタ サーバから次のコマンドを実行します。
nltest /dsgetdc:domain /try_next_closest_site
(OS によってキャッシュされた最も近いドメイン コントローラを取得します)nltest /dsgetdc:domain /force
(OS キャッシュをクリアし、最も近いドメイン コントローラを再度特定しようとします)コネクタの Windows OS は、ディレクトリで使用される各ドメインの最も近いドメイン コントローラを識別します。
- コネクタ サーバから、各ドメイン コントローラに対して
ping
またはpsping
コマンドを実行し、ドメイン コントローラが迅速に応答するかどうかを確認します。20 ミリ秒未満であれば、ping
要求に対する応答時間として正常です。 - コネクタ サーバから、ドメインの各ドメイン コントローラ ホストに対して
tracert
コマンドを実行し、コネクタ ノードとドメイン コントローラ ホスト間のホップ数を確認します。 - ドメイン コントローラの応答が遅い場合は、ネットワーク遅延を回避するためのベスト プラクティスで説明されているドメイン ネットワーク遅延のベスト プラクティスに従ってください。
[21.08 コネクタ]
- コネクタのログ ファイルを確認します。ディレクトリ同期サービスの場合は、DirectorySyncService.out および eds-service.log ファイルを確認します。これらのファイルは、INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\Directory Sync Service\logs フォルダにあります。ユーザー認証サービスの場合は、UserAuthService.out および eas-service.log ファイルを確認します。これらのファイルは、INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\User Auth Service\logs フォルダにあります。
これらのファイルで「Windows DC 検出を強制的にトリガしています」というメッセージが頻繁に発生する場合は、リストされているドメイン コントローラの待ち時間が長いことを示しています。このメッセージが 1 時間に 4 回以上表示される場合は、ドメイン コントローラのネットワーク遅延を確認してください。コネクタ ログに基づいてアラートを設定できます。
- コネクタ サーバで、krb5.conf および domain_krb.json ファイルを確認します。これらのファイルには、各ドメインで使用されている現在のドメイン コントローラへのドメインのマッピングが含まれています。ディレクトリ同期サービスの場合、ファイルは INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\Directory Sync Service\conf フォルダにあります。ユーザー認証サービスの場合、ファイルは INSTALL_DIR\Workspace ONE Access\User Auth Service\conf フォルダにあります。
- コネクタ サーバから次のコマンドを実行します。
nltest /dsgetdc:domain /try_next_closest_site
(OS によってキャッシュされた最も近いドメイン コントローラを取得します)nltest /dsgetdc:domain /force
(OS キャッシュをクリアし、最も近いドメイン コントローラを再度特定しようとします)コネクタの Windows OS は、ディレクトリで使用される各ドメインの最も近いドメイン コントローラを識別します。
- コネクタ サーバから、各ドメイン コントローラに対して
ping
またはpsping
コマンドを実行し、ドメイン コントローラが迅速に応答するかどうかを確認します。20 ミリ秒未満であれば、ping
要求に対する応答時間として正常です。 - コネクタ サーバから、ドメインの各ドメイン コントローラ ホストに対して
tracert
コマンドを実行し、コネクタ ノードとドメイン コントローラ ホスト間のホップ数を確認します。 - ドメイン コントローラの応答が遅い場合は、ネットワーク遅延を回避するためのベスト プラクティスで説明されているドメイン ネットワーク遅延のベスト プラクティスに従ってください。