Workspace ONE Access コンソールで、Active Directory に接続するために必要な情報を入力し、Workspace ONE Access ディレクトリに同期するユーザーおよびグループを選択します。Active Directory では、LDAP 経由の Active Directory または統合 Windows 認証を使用する Active Directory の接続オプションを使用できます。LDAP 経由の Active Directory 接続では、DNS サービス ロケーション ルックアップがサポートされます。
前提条件
- ディレクトリ同期サービスをインストールします。このサービスは、バージョン 20.01.0.0 から始まる Workspace ONE Access Connector のコンポーネントとして使用できます。詳細については、最新バージョンの『VMware Workspace ONE Access Connector のインストール』を参照してください。
ユーザー認証サービスを使用してディレクトリのユーザーを認証する場合は、ユーザー認証サービス コンポーネントもインストールします。
- Workspace ONE Access コンソールの ページで、必須のユーザー属性を選択し、必要に応じてその他の属性を追加します。Workspace ONE Access のユーザー属性の管理を参照してください。次の考慮事項に留意してください。
- ユーザー属性が必要な場合は、同期するユーザー全員に対してユーザー属性の値を設定する必要があります。値が設定されていないユーザーは同期されません。
- 属性は、すべてのディレクトリに適用されます。
- Workspace ONE Access サービスで 1 つ以上のディレクトリを構成すると、属性に必須のマークを付けることができなくなります。
- Active Directory から同期する Active Directory のユーザーとグループのリストを作成します。グループ名はただちにディレクトリと同期されます。グループのメンバーは、グループにリソースの使用資格が付与されるか、グループがポリシー ルールに追加されるまで同期しません。グループ資格が構成される前に認証を必要とするユーザーは、最初の構成中に追加する必要があります。
注: Workspace ONE Access Connector バージョン 19.03 以前のバージョンでは、グループ名または distinguishedName 属性に / および $ 文字を使用することはできません。この制限が適用されるのは、グループ DN に追加するグループと、グループ DN には直接追加されず、ネストされたグループ メンバーシップが選択されている場合に親グループの一部として同期されるグループです。
グループを VMware Identity Manager に同期することを計画していて、Connector バージョン 19.03 以前のバージョンを使用している場合は、グループ名または distinguishedName 属性に / または $ 文字を使用しないでください。
- [グローバル カタログ] オプションを使用して [LDAP 経由の Active Directory] タイプのディレクトリを作成する場合は、Workspace ONE Access テナント内の他のディレクトリがグローバル カタログ ディレクトリと同じドメインのユーザーを同期していないことを確認する必要があります。競合が発生すると、同期に失敗する可能性があります。
- LDAP 経由の Active Directory の場合、ベース DN、およびバインド ユーザー DN とパスワードが必要となります。
バインド ユーザーがユーザーおよびグループ オブジェクトへのアクセス権限を付与するには、Active Directory に次の権限を持っている必要があります。
- 読み取り
- すべてのプロパティの読み取り
- アクセス許可の読み取り
注: 有効期限のないパスワードを持つバインド ユーザー アカウントを使用することを推奨します。 - 統合 Windows 認証を使用する Active Directory の場合、必要なドメインのユーザーとグループをクエリする権限を持つバインド ユーザーのユーザー名とパスワードが必要です。
バインド ユーザーがユーザーおよびグループ オブジェクトへのアクセス権限を付与するには、Active Directory に次の権限を持っている必要があります。
- 読み取り
- すべてのプロパティの読み取り
- アクセス許可の読み取り
注: 有効期限のないパスワードを持つバインド ユーザー アカウントを使用することを推奨します。 - Active Directory が SSL/TLS を介したアクセスを必要とする場合、関連するすべての Active Directory ドメインに対するドメイン コントローラの中間(使用されている場合)およびルート CA 証明書が必要です。ドメイン コントローラに複数の中間およびルート認証局の証明書がある場合は、すべての中間およびルート CA 証明書が必要です。
注: タイプが [統合 Windows 認証を使用する Active Directory] のディレクトリでは、SASL Kerberos バインドが自動的に暗号化に使用されます。証明書は不要です。
- 統合 Windows 認証 を使用する Active Directory では、マルチフォレスト Active Directory が構成されていて、さらにドメイン ローカル グループに異なるフォレストのドメインのメンバーが含まれる場合、バインド ユーザーをドメイン ローカル グループが存在するドメインの管理者グループに必ず追加してください。これを行わなければ、これらのメンバーはドメイン ローカル グループに含まれません。
- 統合 Windows 認証を使用する Active Directory の場合:
- SRV レコードのリストに含まれるすべてのドメイン コントローラおよび非表示の RODC について、ホスト名と IP アドレスの nslookup が動作する必要があります。
- ネットワーク接続で、すべてのドメイン コントローラにアクセスできる必要があります。
手順
結果
Active Directory への接続が確立されます。[ディレクトリ同期] をクリックすると、ユーザーとグループ名が Active Directory から Workspace ONE Access ディレクトリに同期されます。
グループの同期方法の詳細については、『VMware Workspace ONE Access の管理』の「ユーザーおよびグループの管理」を参照してください。
次のタスク
- [認証] オプションを [はい] に設定すると、[directoryname の IDP] という名前の ID プロバイダおよびパスワード(クラウド デプロイ)認証方法がディレクトリに自動作成されます。これらは、 ページと [エンタープライズ認証方法] ページで表示できます。[エンタープライズ認証方法] タブでは、ディレクトリの認証方法をさらに作成することもできます。認証方法の作成の詳細については、Workspace ONE Access でのユーザー認証方法の管理を参照してください。
- デフォルトのアクセス ポリシーは、 ページで確認します。
- 同期のセーフガードのデフォルト設定を確認し、必要に応じて変更します。詳細については、Workspace ONE Access でのディレクトリ同期のセーフガードの設定を参照してください。