アプライアンスの読み取り専用アクセスを構成するには、セカンダリ データセンターの Workspace ONE Access アプライアンスの runtime-config.properties ファイルを編集する必要があります。また、SQL Server Always On などのテクノロジを使用していない場合は、セカンダリ データセンター ノードの JDBC URL を変更します。

セカンダリ データセンターの各 Workspace ONE Access アプライアンスでこれらの変更を行います。

手順

  1. SSH クライアントを使用して、Workspace ONE Access アプライアンスに root ユーザーとしてログインします。
  2. /usr/local/horizon/conf/runtime-config.properties ファイルを開きます。
  3. 次の行を追加して、Workspace ONE Access アプライアンスの読み取り専用アクセスを構成します。
    read.only.service=true
  4. また、次の行をファイルに追加します。
    cache.service.type=ehcache
    注: read.only.service=true を設定する場合は cache.service.type=ehcache が必要。 read.only.service=false または read.only.service キーが指定されていない場合は、デフォルトは cache.service.type=rds になります。
  5. ehcache.replication.rmi.servers エントリの値を、セカンダリ データセンター内の他のノードの完全修飾ドメイン名 (FQDN) に設定します。区切り文字にはコロン : を使用します。
    この例では、セカンダリ データセンターに 3 つのノードがあります( sva1.example.comsva2.example.com、および sva3.example.com)。現在のノードは sva1.example.com です。エントリを次のように構成します。
    ehcache.replication.rmi.servers=sva2.example.com:sva3.example.com
  6. ファイルを保存します。
  7. SQL Server Always On などのテクノロジを使用していない場合は、セカンダリ データセンター ノードの JDBC URL を変更します。
    詳細については、 Workspace ONE Access 外部データベース設定の管理を参照してください。
  8. アプライアンス上の Tomcat サーバを再起動します。
    service horizon-workspace restart
  9. セカンダリ データセンターの残りのノードで前述の手順を繰り返します。
    この例では、設定する残りのノードは sva2.example.comsva3.example.com です。