VMware Horizon デスクトップおよびアプリケーション、シングル ポッド ブローカを使用した Horizon Cloud Service on Microsoft Azure または Horizon Cloud Service on IBM デスクトップおよびアプリケーション、Citrix 公開リソース、および ThinApp パッケージ アプリケーションを Workspace ONE Access サービスと統合するには、仮想アプリケーションのコレクションを作成します。これらのタイプの統合では、Workspace ONE Access Connector のコンポーネントの 1 つである仮想アプリケーション サービスをインストールする必要があります。
仮想アプリケーションのコレクションには、リソースのタイプ、リソースを同期するサーバ、同期に使用する仮想アプリケーション サービス インスタンス、同期スケジュールなど、統合についての構成情報が含まれています。
どのリソースのタイプにも単一または複数の仮想アプリケーションのコレクションを作成できます。ただし ThinApp パッケージは例外で、単一のコレクションしか作成できません。たとえば、2 個の Citrix XenApp ファームの展開を統合するには、Workspace ONE Access に 2 個の仮想アプリケーションのコレクションを設定します。これにより、構成の管理が簡単になるとともに、各コレクションが個別に同期されるので同期が高速化されます。
また、コレクションごとに別の仮想アプリケーション サービス インスタンスを使用して、同期の負荷を分散することもできます。
Workspace ONE Access コンソールの ページは、すべてのリソースの統合を管理するための中心となる場所を提供します。このページから、コレクションの作成と編集、すべてのコレクションの同期ステータスの監視、アラートの表示、および手動での同期を実行できます。
仮想アプリケーションのコレクションを使用するメリット
仮想アプリケーションのコレクション機能には以下の利点があります。
- すべてのリソースの統合を管理する一元的な場所
- すべてのタイプのリソースを管理
- 各コレクションの構成と同期設定を管理
- すべてのコレクションの同期ステータスを監視
- 大規模なリソース統合の場合、複数のコレクションをセットアップして小さなデータ セット単位で同期することが可能。たとえば、各 Horizon ポッドまたは各 XenApp ファームに対して個別のコレクションを作成できます。
- 異なるドメインに個別のコレクションを設定可能。各ドメインに個別のコレクションを使用する場合、複数のドメインに対する信頼関係は必要ありません。
仮想アプリケーションのコレクションの要件
- Workspace ONE Access Connector のコンポーネントである仮想アプリケーション サービスをインストールします。仮想アプリケーション サービスは、Horizon、シングル ポッド ブローカを使用した Horizon Cloud Service on Microsoft Azure、Horizon Cloud Service on IBM Cloud、Citrix、および ThinApp との統合に必要です。
- ロールの要件
- 最初に [仮想アプリケーションのコレクション] ページにアクセスするには、スーパー管理者ロールを使用します。
新規インストールで、[開始する] をクリックすると [仮想アプリケーションのコレクション] ページが表示されます。この初回の開始手順では、スーパー管理者ロールが必要です。
タブを初めて選択すると、情報ページが表示され、 - それ以降は、カタログ サービスで次のアクションを実行できる任意のロールを使用して仮想アプリケーションのコレクションを管理できます。
- デスクトップ アプリケーションの管理(Horizon、Horizon Cloud、および Citrix 仮想アプリケーションのコレクションの作成、編集、または削除)
- ThinApp の管理(ThinApp コレクションの作成、編集、または削除)
- Horizon および Citrix コレクションの [ネットワーク範囲] ページを保存するには、スーパー管理者ロールを使用する必要があります。[ネットワーク範囲] ページは、ユーザー要求を適切なサーバに送信するためにクライアント アクセスの FQDN を指定します。
- 最初に [仮想アプリケーションのコレクション] ページにアクセスするには、スーパー管理者ロールを使用します。