VMware Identity Manager 3.3.2、3.3.3、または 3.3.4 からバージョン 3.3.5 にアップグレードする場合は、アップグレード先の特定のバージョンとして 3.3.5 を指定する必要があります。

前提条件

  • オンライン アップグレードの前提条件にリストされている前提条件を満たしていることを確認してください。
  • 仮想アプライアンスがパワーオンされていること、そして機能していることを確認。

手順

  1. VMware Identity Manager 仮想アプライアンスに root ユーザーとしてログインします。
  2. 次の updatemgr.hznコマンドを実行します。
    /usr/local/horizon/update/updatemgr.hzn updateinstaller
  3. アップグレード バージョンを 3.3.5 に設定するには、アップグレード元の VMware Identity Manager のバージョンに応じて、正しいバージョンのコマンドを実行します。
    /usr/local/horizon/update/configureupdate.hzn manifest --set-version 3.3.2.0

    または

    /usr/local/horizon/update/configureupdate.hzn manifest --set-version 3.3.3.0

    または

    /usr/local/horizon/update/configureupdate.hzn manifest --set-version 3.3.4.0

  4. アップデート URL を 3.3.5 URL に変更するには、次のコマンドを実行します。
    /usr/local/horizon/update/configureupdate.hzn provider --url https://vapp-updates.vmware.com/vai-catalog/valm/vmw/5C08B358-F782-11E1-8F08-78776188709B/3.3.5.0
  5. アプライアンスを更新するには、updatemgr.hzn スクリプトを実行します。
    /usr/local/horizon/update/updatemgr.hzn update
    3.3.2 からアップグレードする場合は、スクリプトでは、 dualbootupdate ファイルの場所をパラメータとして指定する必要があります。 --file オプションを使用するか、オプションなしでコマンドを実行し、プロンプトに対して情報を入力して、コマンドにファイルの場所を指定します。
    注: アップグレード プロセスでは、SLES から Photon にオペレーティング システムを移行するときに、dualbootupdate.tar.gz ファイルを使用します。 VMware Identity Manager 3.3.3 と 3.3.4 はすでに Photon を使用していますが、3.3.2 は使用していません。したがって、3.3.2 からアップグレードする場合のみ、 dualbootupdate ファイルの場所をパラメータとして含める必要があります。
    --file --file オプションを使用して、Photon オペレーティング システムとそのパッケージを含む dualbootupdate ファイルの場所を指定します。デフォルトの場所は、/dualbootupdate.tar.gz です。

    アップグレード中に発生したメッセージは、update.log ファイル(/opt/vmware/var/log/update.log)に保存されます。

  6. 仮想アプライアンスを再起動します。
    reboot
  7. アップグレードしたアプライアンスのバージョンが 3.3.5 であることを確認します。
    vamicli version --appliance
    新しいバージョンが表示されます。

結果

アップグレードは完了です。