読み取り専用モードでの VMware Identity Manager の使用は、エンド ユーザーがリソースにアクセスできるようにする高可用性環境を実現することを想定しています。VMware Identity Manager のコンソールおよび他の管理サービス ページでの一部のアクティビティは、読み取り専用モードでは利用できない場合があります。次のリストでは、利用できない一般的なアクティビティの一部を示しています。
VMware Identity Manager が読み取り専用モードで動作しているときは、Active Directory またはデータベースでの変更に関係する操作を行えず、また VMware Identity Manager データベースとの同期は実行されません。
この間、データベースへの書き込みを必要とする管理機能も利用できません。VMware Identity Manager が読み取りおよび書き込みノードに戻るまで待つ必要があります。
VMware Identity Manager コンソールの読み取り専用モード
以下は、読み取り専用モードの VMware Identity Manager コンソールでの制限の一部を示しています。
- [ユーザーとグループ] タブでのユーザーおよびグループの追加、削除、編集
- [カタログ] タブでのアプリケーションの追加、削除、編集
- アプリケーションの使用資格の追加、削除、編集
- ブランド情報の変更
- ユーザーおよびグループを追加、編集、削除するディレクトリ同期
- Horizon、XenApp、その他リソースを含むリソースについての情報の編集
- [認証方法] ページの編集
読み取り専用モードの [仮想アプライアンスの構成] ページ
以下は、読み取り専用モードの [アプライアンス構成] ページでの制限の一部を示しています。
- データベース接続のセットアップのテスト
- [パスワードの変更] ページでの 管理者パスワードの変更
読み取り専用モードのエンド ユーザー向けアプリケーション ポータル
VMware Identity Manager が読み取り専用モードのとき、ユーザーは自身のポータルにログインし、リソースにアクセスできます。エンド ユーザー ポータルにおける次の機能は、読み取り専用モードでは利用できません。
- お気に入りとしてリソースにマークを付ける、またはお気に入りとして付けたマークをリソースから外す
- [カタログ] ページからのリソースの追加、または [ブックマーク] ページからのリソースの削除
- ポータル ページからのパスワードの変更
読み取り専用モード VMware Identity Manager Windows クライアント
VMware Identity Manager が読み取り専用モードのとき、ユーザーは Windows クライアントを新たにセットアップすることはできません。既存の Windows クライアントは継続して動作します。