アップグレードの準備をする

Workspace ONE UEM のアップグレードを開始する前に、ソフトウェアとハードウェアのすべての要件、およびすべての前提条件を満たしていることを確認してください。ここでは、ソフトウェアとハードウェアの要件と、Workspace ONE UEM アップグレードのための環境を最適に準備する方法について詳しく説明します。

アップグレード プロセスの第 1 ステップは、アップグレード前に Workspace ONE UEM console の現在の構成を調べ、すべてのコンポーネントが正常にセットアップされて機能しているかどうかを確認することです。これには、最小限のハードウェア要件を満たし、適切な SQL 権限を持っていることを検証する作業も含まれます。

ハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たす

Workspace ONE UEM のインストールに必要な要件を満たしてください。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの各要件は、「Workspace ONE UEM Recommended Architecture Guide」で確認できます。AirWatch のインストール後にデバイス数を変更した場合、この文書を参照して、アプリケーション サーバおよびデータベース サーバが引き続き最小限の要件を満たしていることを確認してください。

重要:以前のバージョンの Workspace ONE UEM ソフトウェアは、Identity Manager および UEM コンソールも含め、アンインストールしないでください。アップグレード プロセスでは、関連するファイルが自動的に上書きされます。既存のバージョンをアンインストールすると、以前の構成が環境から削除されます。

Workspace ONE UEM の構成を確認する

アップグレード用環境の準備の一環として、各自の環境に合わせてすべての Workspace ONE UEM 構成が設定されていることを確認します。ここでは、Workspace ONE UEM 構成の確認方法について詳しく説明します。

  1. Workspace ONE UEM console にログインし、[グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [高度な設定] > [サイト URL] の順に進みます。次のサイトの URL が正しいことを確認します。

    1. Console URL の値は 「https://{CONSOLE_URL}/AirWatch」 とします。{CONSOLE_URL} は UEM コンソール サーバの URL です。

    2. Device Services URL の値は 「https://{AW_DS_URL}/DeviceServices」 とします。{AW_DS_URL} は AirWatch デバイス サービス サーバの URL です。

    3. REST API の値は 「https://{AW_API_URL}/API」 とします。{AW_API_URL} は AirWatch API サーバの URL です。

    4. 通常構成の場合、[Google Play Service URL] 以外のフィールドに「localhost」の入力がないようにしてください。

  2. [グループと設定] > [すべての設定] > [システム] > [エンタープライズ統合] > [ディレクトリ サービス] の順に進みます。

  3. 接続のテスト」 ボタンを選択し、正常に接続されていることを確認します。

  4. [グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [Apple] > [MDM 用の APNs] の順に進みます。APNs 証明書の有効期限を再確認し、その日付がアップグレード手順の完了よりも前でないことを確認します。

  5. [Hub] > [レポートおよび分析] > [レポート] > [リスト表示] の順に進み、レポート(例:管理者ユーザー ロール)の生成を試行し、レポートが正しく生成されることを確認します。

SQL の準備を実行する

Workspace ONE UEM のアップグレード手順を開始する前に、SQL データベースが正しく構成されていることを確認します。ここでは、SQL ユーザーにデータベースの db_owner ロールが選択されていることを確認する方法について説明します。

  1. SQL Server Management Studio を開きます。

  2. Workspace ONE UEM データベースが含まれる DB サーバにログインします。

  3. Object Explorer で [セキュリティ] > [ログイン] > <データベース ユーザー名> の順に選択し、右クリックして [プロパティ] を選択し、DB ユーザーを確認します。

  4. サーバ ロール タブに進みます。サーバ ロールを パブリック に設定します。

  5. [ユーザー マッピング] を選択します。Workspace ONE UEM データベースを選択します。次に、db_owner 役割を選択します。正常なインストールのためには、Workspace ONE UEM データベース スクリプトを実行する予定の SQL ユーザーにデータベースの db_owner 役割が選択されている必要があります。

  6. msdb データベースを選択します。SQLAgentUserRole および db_datareader ロールを選択します。

    Workspace ONE のインストールに使用した権限またはアップグレード中に選択した権限が高い場合は、今後のアップグレードでこれらの権限が引き継がれるようにしてください。

  7. アプリケーション サーバ上のすべてのアップグレード ファイルをステージングしてください。
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