最新バージョンを使用して Workspace ONE UEM 環境を最新の状態に保つことで、Workspace ONE UEM の最新機能を活用できます。ここでは、アップグレード用の環境の準備方法、アップグレード方法、およびアップグレードが正常に完了した後の次の手順について詳しく説明します。
Workspace ONE UEM の新バージョンがリリースされるごとに、貴社の Workspace ONE UEM インフラストラクチャに対して標準のアップグレード手順を実行する必要があります。この文書では、VMware Workspace™ ONE™ UEM インフラストラクチャをアップグレードする方法について説明します。特定のトポロジ モデルに特化した内容にはなっていません。Workspace ONE UEM Console をアップグレードする場合は、完全な互換性と最適なパフォーマンスを確保するために、VMware AirWatch Cloud Connector や Secure Email Gateway などの付属コンポーネントもアップグレードする必要があります。
Workspace ONE UEM アップグレード手順を開始する前に、トポロジに関連するコンソール サーバとデバイス サービス サーバの違いを理解しておくことが重要です。ここでは、Workspace ONE UEM powered by AirWatch のコンソール サーバとデバイス サービス サーバのコンポーネントについて詳しく説明します。
Workspace ONE UEM のアップグレード手順を効率化するため、この文書では、Workspace ONE UEM console サーバと Workspace ONE UEM デバイス サービス サーバの両方について言及しています。アップグレード手順を実行する前に、この 2 つのコンポーネントの内容と、貴社のトポロジ モデルにおけるこの 2 つのコンポーネントの役割について理解しておくことが重要です。
Workspace ONE UEM インスタンスが 1 台のアプリケーション サーバ上でデータベースと一緒に動作している場合、この 2 つのコンポーネントは同じアプリケーション サーバにインストールされています。この文書の中でコンソール サーバとデバイス サービス サーバの両方に言及している箇所では、アプリケーション サーバ上でその手順を 1 回だけ実行してください。
Workspace ONE UEM インスタンスが複数台のアプリケーション サーバ上で動作している場合、この 2 つのコンポーネントは論理的に分離しています。この場合、各サーバにどのコンポーネントをインストールする必要があるかを Workspace ONE UEM インストーラが検出します。ユーザーが情報を入力する必要はありません。この文書の中でコンソール サーバとデバイス サービス サーバの両方に言及している箇所では、すべての Workspace ONE UEM サーバ上でその手順を実行してください。
VMware Tunnel サーバのデバイス認証では、AWCM との通信が必要になります。このような条件があるため、アップグレード プロセスの実行中にエンドユーザーのデバイスで VMware Tunnel を使用することはできません。
詳細は、VMware Tunnel ガイドを参照してください。これらの文書は docs.vmware.com で入手できます。