アプリケーションを回収すると、プッシュ モード、アプリケーションの状態、および [以前のバージョンを回収] オプションの構成に応じて、いくつかの異なる結果が生じます。

回収が必要な状況とは

アプリケーションの新しいバージョンにいくつかのバグがあり、エンド ユーザーの生産性に影響を与えています。以前のバージョンは問題なく動作していました。この場合、アプリケーションの現在のバージョンを回収することで、Workspace ONE UEM Console から以前のバージョンをデバイスにプッシュすることができます。

プッシュ モードと回収

[プッシュ モード] の構成が [自動][オンデマンド] かにより、[回収] オプションを使用する際の Workspace ONE UEM Console の動作が異なります。

  • [自動] – アプリケーション展開のオプションが [自動] の場合、現在のバージョンを回収すると、デバイスにアプリケーションの以前のバージョンがプッシュされます。
    注: [自動] 設定を使用するには、以前のバージョンがアクティブに設定されている必要があります。以前のバージョンが非アクティブに設定されている場合、 Workspace ONE UEM はそれをデバイスに自動的にプッシュしません。
  • [オンデマンド] – アプリケーション展開のオプションが [オンデマンド] の場合、デバイス ユーザーは、デバイスに古いバージョンをインストールできます。エンド ユーザーがアプリケーション バージョンを検索してインストールする必要があります。

以前のバージョンを回収する

アクション メニューの [バージョンを追加] オプションを使用してアプリケーションの新しいバージョンをアップロードすると、 Workspace ONE UEM[詳細] タブに [以前のバージョンを回収] チェック ボックスを表示します。希望する結果に応じてチェックボックスを構成します。
表 1. [以前のバージョンを回収] の設定結果
設定 説明
[以前のバージョンを回収] を有効にする Workspace ONE UEM は、[実際のファイル バージョン] の低いものの割り当てを解除し、[実際のファイル バージョン] が高いものをデバイスに割り当てます。ただし、バージョンが低いものは Workspace ONE UEM Console では展開できません。

Apple iOS は例外です。これらのデバイスは、Workspace ONE UEM Console で以前のバージョンが回収される際に、[実際のファイル バージョン] が低いものを受け取ることができます。

[以前のバージョンを回収] を無効にする Workspace ONE UEM は、[実際のファイル バージョン] の低いものの割り当てを解除し、[実際のファイル バージョン] が高いものをデバイスに割り当てます。バージョンが低いものは、まだ [アクティブ] であれば、Workspace ONE UEM Console で展開できます。

Workspace ONE UEM では、バージョンの増加に関係なく、Apple iOS デバイスに複数のバージョンを割り当てることができます。

このオプションにより、アプリケーションの更新バージョンは削除されますが、以前のバージョンを回収することで、現在のバージョンに存在するセキュリティ上の問題やバグの管理が容易になります。

アップロードの際に [以前のバージョンを回収] チェック ボックスを無効にすると、アプリケーションの現在のバージョンを [プッシュ モード] の設定 (自動またはオンデマンド) に応じてプッシュします。この場合、代替アプリケーション バージョンは回収済みとしてマークされません。

Workspace ONE UEM Console で使用可能なアプリケーションの別のバージョンを表示するには、アクション メニューから [他のバージョンを表示] を選択します。

回収のシナリオ

アプリケーションの回収は、他のアクティブなバージョンの存在やプッシュ モードに応じて、様々な結果をもたらします。この表では最も一般的なシナリオを示しています。
表 2. 回収のアクションの例
回収シナリオ 回収されたアプリバージョンのアクション 低いアプリバージョンのアクション
2 つのアクティブなバージョンがあり、高い方のバージョンを回収 デバイス上で置換

プッシュ モードが [自動] の場合、デバイス ユーザーは何も行わず、アプリはデバイスにプッシュされます。その結果、デバイスは低い、アクティブなバージョンを持ちます。

プッシュ モードが [オンデマンド] の場合、デバイス ユーザーは AirWatch Catalog からインストールを開始する必要があります。その結果、デバイスは低い、アクティブなバージョンを持ちます。

1 つのアクティブなバージョンがあり、それを回収 デバイスから削除される Workspace ONE UEM はデバイスにプッシュする他のバージョンを持たないため、いかなるアクションも生じません。
1 つのアクティブなバージョンと、1 つの非アクティブのバージョンがあり、低いバージョンを回収 デバイスから削除される Workspace ONE UEM はデバイスにアクティブでないアプリケーションをプッシュしないため、いかなるアクションも生じません。