Workspace ONE UEM は、アプリケーションの失敗のレポート ログやアプリケーション独自のデータのレポート ログを表示します。これらのログは VMware Workspace ONE SDK と統合しているので、SDK でビルドされたアプリケーションを管理することができます。ログ タイプには、すべてのログ、クラッシュ ログおよびアプリケーション ログがあります。Workspace ONE UEM は、ログ収集メッセージをいくつかのカテゴリに分けて、通常の操作と重要な問題の区別をつけやすくしています。Workspace ONE UEM console は、構成されたログ収集レベル以上のメッセージをレポートします。たとえば、ログ収集レベルを警告に設定すると、警告とエラー レベルのメッセージが Workspace ONE UEM console に表示されます。SDK で構築されたアプリケーションは、一定期間にわたってログを収集し、ログを転送する別の API またはコマンドが実行されるまで、デバイス上にローカルに保存します。
ログ タイプ と ログ レベル メニューを使用してオプションを抽出し、SDK フレームワークを使用するアプリケーションの調査やトラブルシューティングに使用する情報のタイプや量を検索します。
[リソース] > [アプリ] > [ネイティブ] の順に進み、[社内] タブを選択します。
アプリケーションを選択し、アクション メニューから [その他] > [表示] > [ログ] オプションを選択します。
アプリケーション ログ:このタイプのログは、アプリケーションに関する情報を取得します。[グループと設定] > [すべての設定] > [アプリ] > [設定とポリシー] > [設定] > [ログ収集] にある、既定 SDK プロファイル セクションでログ レベルを設定します。このタイプのログを Workspace ONE UEM コンソールにアップロードするためには、アプリケーションにコードを追加する必要があります。
クラッシュ ログ:このタイプのログは、アプリケーションがクラッシュした後に再度動作するとき、このアプリケーションからデータを取得します。これらのログは自動的に収集され、SDK アプリケーションで追加のコーディングなしに Workspace ONE UEM console にアップロードされます。
**注:**企業情報ワイプが発生した場合、コンソールはログファイルを消去しません。デバイスの再登録後にログを取得して、前回の登録セッションで企業情報ワイプの原因となった問題を特定することができます。
レベル | ログ収集 API | 説明 |
---|---|---|
エラー | AWLogError (「ログ メッセージ」) |
エラーのみを記録します。エラーは、UID の参照失敗やサポートされない URL といったプロセスのエラーを表示します。 |
警告 | AWLogWarning (「ログ メッセージ」) |
エラーと警告を記録します。警告は、無効な応答コードや無効なトークン認証といった、プロセスに対し問題となる可能性のあるものを表示します。 |
関連情報 | AWLogInfo (「ログ メッセージ」) |
情報収集目的での大量のデータを記録します。情報ログ収集レベルには、警告とエラーメッセージのほか、一般的なプロセスも表示されます。 |
デバッグまたは詳細情報 | AWLogVerbose (「ログ メッセージ」) |
トラブルシューティング用にすべてのデータを記録します。一部の機能にはこのオプションが利用できない場合があります。 |
特定のデバイス(選択したデバイス)に対するアクションを実行するのか、すべてのデバイス(リスト上の全デバイス)に対するアクションを実行するのかに応じて、希望するオプションを選択できます。
設定 | 説明 |
---|---|
選択したログをダウンロードする | Workspace ONE SDK フレームワークを使用するアプリケーションに関する情報のログを選択し、ダウンロードします。 |
リスト上のログをダウンロードする | Workspace ONE SDK フレームワークを使用するアプリケーションに関する情報のログを、すべてダウンロードします。 |
選択したログを削除する | Workspace ONE SDK フレームワークを使用するアプリケーションに関する情報のログを選択し、削除します。 |
リスト上のログを削除する | Workspace ONE SDK フレームワークを使用するアプリケーションに関する情報のログを、すべて削除します。 |