ソフトウェア配布での依存関係ファイルは、Win32 アプリが動作するために必要なアプリです。例として、フレームワーク パッケージやライブラリが挙げられます。これらはファイルと同様にアップロードし、[リスト表示] で表示することができますが、その機能は制限されています。
依存関係ファイルの特徴
- 依存関係ファイルそのものには割り当てがありません。これらのファイルが関連付けられているアプリによって、依存関係に割り当てが行われます。
- すべての依存関係ファイルは個別のファイルであり、複数バージョンのファイルが作成されることはありません。
- システムは依存関係ファイルから情報を解析できないため、アンインストール プロセスなどの詳細はユーザーが入力する必要があります。
- 「展開オプション」 タブでは、依存関係ファイルで選択できるオプションは制限されています。
- 依存関係ファイルにパッチや変換を関連付けることはできません。
- フィルタを [Windows デスクトップ] アプリおよび [依存関係] として設定することにより、依存関係ファイルを表示できます。
- アプリケーション マニフェストを変更してアプリケーションの依存関係を追加または削除すると、ソフトウェア配布エージェントにより依存関係がインストールまたはアンインストールされます。現在、変更を有効にするには、まずアプリケーションをアンインストールしてから、再インストールする必要があります。再インストールされたアプリケーションがユーザーによってインストールされると、そのアプリケーションは管理対象となり、加入解除時に削除されます。
削除に関する考慮事項
依存関係ファイルを削除する前に、他のアプリがその依存関係ファイルに関連付けられていないことを確認します。依存関係ファイルを削除すると、すべてのアプリからその関連付けが削除されます。アプリに新しく割り当てられるデバイスには、依存関係は反映されません。依存関係ファイルを削除しても、削除以前にアプリがインストールされていたデバイスからその依存関係が削除されることはありません。