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カスタム属性

Workspace ONE UEM のカスタム属性を使用すると、管理対象デバイスから特定の値(IMEI、位置情報など)を抽出し、プロダクトの割り当て条件として使用できます。また、カスタム属性を作成してそれらを Launcher に表示するようにサードパーティ製アプリケーションを構成することもできます。

カスタム属性について

カスタム属性は、Workspace ONE Intelligent Hub またはサード パーティ製アプリケーションによって収集されるデバイス情報のためのプレースホルダです。このプレースホルダはさまざまな方法で使用できます。

  • たとえば、プロビジョニングされたプロダクトなどのコンテンツを割り当てるために使用します。
    • …例えば、プロダクト XYZ を、チェックアウトされて現場にあるデバイスにのみプロビジョニングすることができます。
  • 管理者に UEM console で情報を提供することや、エンド ユーザーにデバイスで情報を提供することができます。
    • …例えば、デバイスの位置情報を収集するカスタム属性を使用した社内開発アプリを配達ドライバーが表示して、次の配達先を確認することができます。
  • 新しく加入したデバイスを特定の組織グループに移動するために使用できます。
    • …例えば、モデル番号が Zebra VC80 に一致する新しく加入したすべてのデバイスを、その特定のモデル用に設計された組織グループに移動することができます。

注:

カスタム属性 (とルールジェネレータ) は、カスタマーレベルの組織グループでのみ構成/使用可能です。

カスタム属性に基づくデバイス割り当てルールに関して使用可能なオプションの詳細については、「デバイス割り当てを有効にする」を参照してください。

カスタム属性を作成する

Workspace ONE UEM でデバイスにプッシュする値を含むカスタム属性を作成できます。これらの属性と値に基づいてプロビジョニングする製品の割り当てルールを作成できます。

このスクリーンショットは、独自のカスタム属性を作成できる [デバイス]、[プロビジョニング]、[カスタム属性] 画面を示しています。

  1. カスタマー タイプの組織グループにいることを確認します。
  2. [デバイス] > [プロビジョニング] > [カスタム属性] の順に選択します。
  3. 追加 をクリックし、属性を追加 を選択します。
  4. 設定 タブで、属性名 を入力します。
  5. この属性が何を識別するためのものなのか、説明 を入力します (任意)。
  6. 属性を収集する アプリケーション 名を入力します。アプリケーションには、サード パーティ製のアプリケーションまたは Workspace ONE Intelligent Hub を指定できます。
  7. ルール ジェネレータのドロップダウン メニューから属性値が利用できるようにするには、ルール ジェネレータのための値を収集する を選択します。
  8. 属性をルール ジェネレータで使用するには、ルール ジェネレータで使用 を選択します。
  9. 管理者または API 呼び出しが明示的にカスタム属性の削除を行わない限り、Workspace ONE UEM コンソールから削除を行えないようにするには、維持する を選択します。

    選択しない場合は、属性は通常通り削除することができます。デバイスから UEM コンソールにレポートされたカスタム属性を削除した場合、「維持する」 を選択したカスタム属性は UEM コンソールに残ります。カスタム属性を維持する機能は、Android と Windows の高耐久性デバイスでのみ利用できます。

  10. カスタム属性を UEM コンソールの任意の場所で参照値として使用するには、参照値として使用 を選択します。

    例: デバイスの名称設定を簡単にするために、カスタム属性をデバイス フレンドリ名の一部として使用することができます。

  11. タブを選択します。

  12. 値を追加する を選択して、カスタム属性に値を追加します。

    属性で使用可能な値をすべて入力する必要はありません。ここで入力する属性のリストは、デバイスがレポートできる値に対する要件または制約ではありません。そうした値ではなく、組織グループ割り当てルールの事前定義に使用される、予期される値のみを入力します。

  13. [保存] を選択します。

カスタム属性データベース

カスタム属性は、XML ファイルとして、および Workspace ONE Intelligent Hub データベースに保存されます(それぞれ、デバイスに保存されます)。データベース使用時には、キーと値のペアのアセット追跡のためにカスタム属性が Workspace ONE UEM にサンプルとして定期的に送信されます。

デバイスのデータベースに記録されているレコードが「属性の作成」 = TRUE で構成されている場合、Workspace ONE Intelligent Hub がカスタム属性サンプルとともに送信された名前と値を自動的に取得します。キーと値のペアはデバイス詳細画面の 「カスタム属性」 タブに表示されます。

注:カスタム属性の値は、次の特殊文字を返すことができません:/ \ " * : ; < > ? |。スクリプトがこれらの文字が含まれている値を返した場合、値はコンソールでレポートされません。これらの文字はスクリプトの出力から削除されます。

カスタム属性を使用して組織グループを割り当てる

Workspace ONE UEM への加入後に、デバイスをどのように組織グループに割り当てるかを制御するルールを構成できます。カスタム属性割り当てルールは、組織グループ (OG) ごとに 1 つのみに制限されます。

このスクリーンショットは、カスタム属性を使用して組織グループを割り当てる方法を示す [デバイスとユーザー]、[全般]、[高度な設定]、[システム設定] を示しています。

  1. 現在カスタマー タイプの組織グループにいることを確認します。
  2. グループと設定 > すべての設定 > デバイスとユーザー > 全般 > 高度な設定 と進みます。
  3. デバイス割り当てルール有効 を選択します。
  4. タイプ から カスタム属性による組織グループ を選択します。

    デバイス割り当てルールに関して使用可能なオプションの詳細については、「デバイス割り当てを有効にする」を参照してください。

  5. [保存] を選択します。

  6. カスタム属性をまだ作成していない場合は、[デバイス] > [プロビジョニング] > [カスタム属性] > [追加] > [属性を追加する] の順に選択し、カスタム属性を作成します。

    このページの「カスタム属性を作成する」セクションを参照してください。

  7. [デバイス] > [プロビジョニング] > [カスタム属性] > [カスタム属性割り当てルール] > [ルールを追加する] の順に選択します。

  8. ルールによるデバイスの割り当て先の 組織グループ を選択します。
  9. ルールを追加する を選択して、ルールのロジックを構成します。

    設定 説明
    属性/アプリケーション このカスタム属性は、デバイス割り当てを決定します。デバイス モデル、シリアル番号、および所属しているカスタマー組織グループで利用可能なカスタム属性または XML ファイルのうちから選択します。
    オペレータ このオペレータは、デバイスがプロダクトの要件を満たすか確認するために 属性 を比較します。

    ルール内で 1 つ以上のオペレータを使用する場合は、各 オペレータ の間に必ず ロジカル オペレータ を入れてください。

    注:割り当てルールを作成するときは、「より小さい」(<) 演算子および「より大きい」(>) 演算子(およびその変形)を使用した比較は、整数を含む数値を比較するためにのみ使用できます。

    例外としては、OEM のビルド バージョンを比較する際に、非数値の ASCII 文字列に < と > の演算子を適用することができます。たとえば、OEM の更新ファイル名にハイフン、ピリオド、数字を含む文字が含まれているとします。このような割り当てルールでは、ルールのロジックでデバイスの製造元を特定する必要があります。そして、デバイス上のフォーマットがサーバで指定されたものと一致するのであれば、その比較が正確であるとみなされます。
    付加価値 ルールに関して選択された 属性 が当てはまる、全デバイスのすべての値がここに一覧表示されます。
    論理演算子を追加する AND、OR、NOT のような論理演算子のドロップダウン メニューを表示します。これらを使用してより複雑なルールを作成することができます。
  10. ルールのロジックを構成し、保存 を選択します。

結果:属性が割り当てられたデバイスが加入すると、ルールにより、デバイスが構成済み組織グループに割り当てられます。

カスタム属性のインポート

Workspace ONE UEM のカスタム属性のバッチ インポート機能を使用し、カスタム属性と対応する値をシステムに一括で読み込むことができます。提供されているテンプレートでは、各カラムが 1 つのカスタム属性に対応し、各行がその属性の各種パラメータに対応します。

これらのテンプレートを使用し、異なる方法で、異なる情報を含むカスタム属性をインポートすることができます。

注意:各テンプレートの先頭カラムのシンタックスは、正確に複製する必要があります。適切なシンタックスを使用しないと、データベースのエラーを引き起こし、データが失われる可能性があります。

テンプレート タイプ

  • カスタム属性テンプレート – カスタム属性とその設定を定義します。

    このスクリーンショットは、一部完了済みのカスタム属性テンプレートの例を示しています。

  • カスタム属性値テンプレート – 事前定義されたカスタム属性値を定義します。

    このスクリーンショットは、カスタム属性値テンプレートの例を示しています。

  • デバイス カスタム属性値 – クロスリファレンス (Xref) に基づき、個別のデバイスの事前定義されたカスタム属性値を定義します。Xref 値は、各カスタム属性の値を受け取る個別のデバイスを決定します。

    このスクリーンショットは、デバイス カスタム属性値テンプレートの例を示しています。

    1. DeviceID(Workspace ONE UEM によってデバイスの加入時に割り当てられたデバイス ID)
    2. シリアル番号
    3. UDID
    4. MAC アドレス
    5. IMEI 番号

ファイルをインポートする前に、CSV ファイル形式で保存します。

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