デバイス プロファイルは、Workspace ONE UEM でのデバイス管理の主要な手段です。デバイス プロファイルに含まれている設定を順守ポリシーと組み合わせることで、企業の規則や手順の順守に役立ちます。
各プラットフォーム タイプ向けにプロファイルを作成し、プラットフォーム タイプごとの個々の設定となるペイロードをそれぞれ構成します。
プロファイル作成のプロセスでは、まず 全般 設定を指定してから、ペイロード 設定を指定します。
Workspace ONE UEM でプロファイルを作成して割り当てた後、これらの設定のそれぞれを一元的にリモート管理する方法が必要です。[リソース] > [プロファイルとベースライン] > [プロファイル] の順に選択し、プロファイルを一元的に整理および管理できます。
フィルタ、レイアウト や カラム並べ替え を使用し、条件を設定して、デバイス プロファイル リストをカスタマイズすることができます。または、リストを CSV ファイルにエクスポートし、Excel でデバイス プロファイルの状態を確認することもできます。
各デバイス プロファイルの プロファイル名 カラムの右上隅にツールチップ アイコンがあります。このアイコンをタップするか (モバイル タッチ デバイスの場合)、マウス カーソルでホバーオーバー (PC または Mac の場合) すると、カーソル ポップアップが表示されます。
このポップアップには プロファイル名、プロファイルが有効な プラットフォーム、ペイロード タイプ などのプロファイル情報が表示されます。
プロファイル リスト 表示の 割り当てられたグループ カラムにも同様のツールチップがあり、割り当てのスマート グループ と 展開タイプ をカーソル ポップアップで表示します。
ある組織グループで作成され、管理されるデバイス プロファイルは、より低いレベルの権限を持つ管理者がアクセスする場合、読み取り専用の状態になります。プロファイル ウィンドウは、この読み取り専用状態を反映して 「このプロファイルは、上位の組織グループで管理されているため編集できません。」 というメッセージを表示します。
この読み取りのみの制限は、スマート グループ割り当てにも適用されます。メイン組織グループでプロファイルを作成し、あるスマート グループに割り当てた場合、サブ組織グループの管理者は、割り当て先スマート グループを表示することはできますが、編集することはできません。
この動作は、階層構造に基づくセキュリティを維持し、管理者間のコミュニケーションを促進します。
設定 | 説明 |
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フィルタ | 以下のフィルタを使用し、必要なプロファイルのみ表示します。 |
* 状態 – アクティブ、非アクティブ、すべてのデバイスを表示するフィルタを適用します。 |
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* プラットフォーム – 13 種類のプラットフォームまたはすべてのプラットフォーム別にデバイスをフィルタリングします。 |
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* スマート グループ – ドロップダウン メニューからスマート グループを選択し、所属デバイスのみを表示することができます。 | |
レイアウト | リスト上のカラムの配置をカスタマイズできます。 |
* サマリ – 既定のカラムと表示設定の [リスト表示] を閲覧します。 |
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* カスタム – [リスト表示] から表示したい列のみを選択します。選択したカラムを、現在の組織グループ、またはそのサブ組織グループのすべての管理者に適用することもできます。 | |
エクスポート | リスト表示 全体の CSV(コンマ区切り値)ファイルを保存し、MS Excel で表示して分析できます。リスト表示 にフィルタを適用している場合は、エクスポートされるリストもそのフィルタに従います。 |
カラム並べ替え | カラムのヘッダを選択し、リストの並び順を切り替えます。 |
プロファイル詳細 | 概要 と カスタム 表示の両方の プロファイル詳細 カラムには、名前、プラットフォーム、およびペイロード タイプが表示されます。 |
ペイロード | デバイス プロファイルで指定されているペイロードの数が表示されます。 |
インストール状態 | このカラムには、プロファイルのインストール状態が、リンク付きのハイパーテキストの 3 つの数字で表示されます。このリンクを選択すると、デバイス表示 画面が表示され、選択したカテゴリに該当するデバイスの一覧を閲覧できます。 |
* インストール保留中 () – このインジケータには、プロファイルのインストールがスケジュールされているデバイスの台数が表示されます。 | |
* インストール済み () – このインジケータは、プロファイルが割り当てられ、正常にインストールされたデバイスの数を表示します。 | |
* 未インストール () – このインジケータは、プロファイルが割り当てられているにもかかわらずまだインストールされていないデバイスの数を表示します。 | |
* 割り当て済み () – このインジケータは、インストール状態にかかわらず、プロファイルが割り当てられたデバイスの総数を表示します。 | |
* 削除保留中 () – このインジケータには、削除がスケジュールされているプロファイルの合計数が表示されます。 | |
* 削除済み () – このインジケータには、削除されたプロファイルの合計数が表示されます。 | |
* 有効期限切れ () – インストールされたプロファイルの更新バージョンが使用可能な場合、このインジケータが表示されます。 | |
* 保留中情報 () – このインジケータは、プロファイルが [保留] 状態の場合に表示されます。この状態になっている典型的なプロファイルの例としては、サードパーティ サーバの情報を必要とするプロファイル(Websense と zScaler を含む VPN プロファイル、CA データを必要とする証明書プロファイルなど)が挙げられます。これらのプロファイルは、サーバに接続して必要な情報を取得するまで保留状態になります。 | |
* 割り当てなし – このテキストのみのインジケータは、プロファイルが定義されて保存されているが、まだデバイスに割り当てられていない場合に表示されます。 | |
* 該当なし – プロファイルが定義、保存、割り当てられているが、割り当て先デバイスに適用できない詳細設定が構成に含まれている場合に、このテキストのみのインジケータが表示されます。 | |
- インストール失敗 – プロファイルが定義、保存、割り当てられているが、正常なインストールを妨げるようなエラーが発生した場合に、このテキストのみのインジケータが表示されます。 | |
ラジオ ボタン と 編集アイコン | リスト表示 画面には、プロファイルの左側にそれぞれラジオ ボタンと 編集 アイコンがあります。編集 アイコン () を選択すると、プロファイル構成に基本的な変更を加えることができるようになります。ラジオ ボタンを選択すると デバイス ボタン、XML ボタンと その他のアクション ボタンが一覧の上に表示されます。 |
* デバイス – 該当プロファイルを利用できるデバイスと、そのプロファイルがインストールされているかどうか、そしてその理由を表示します。貴社の展開に含まれているデバイスを調査し、必要に応じて手動でプロファイルをプッシュします。 | |
* </ > XML – プロファイル作成後、Workspace ONE UEM が生成する XML コードを表示します。XML コードを確認し、コンソールの外部で再利用または変更するために保存します。 | |
* その他のアクション | |
コピー – 既存のプロファイルのコピーを作成し、コピー版の構成を微調整することでデバイス プロファイルを作成します。 | |
アクティブ化/非アクティブ化 – デバイス プロファイルを、アクティブまたは非アクティブに切り替えます。 | |
削除 – 不要なプロファイルを削除し、貴社のプロファイル リストのメンテナンスを行います。 |
まれに、対象となるデバイスにプロファイルがインストールされないケースが発生することがあります。そのような場合は、デバイス表示 画面を使用して具体的な理由を確認します。
インストール状態 列を確認し、インジケータ アイコンの右側に表示される数字リンクを選択して デバイス表示 画面を開きます。インジケータ アイコンの詳細については、「デバイス プロファイルのリスト表示」の インストール状態 の定義を参照してください。
結果:デバイス表示 -
(オプション)[エクスポート] アイコン () を選択して、[デバイス表示] 画面全体をコンマ区切り値 (CSV) ファイルで表示します。Excel を使用して CSV ファイルの読み取りおよび分析を実行できます。
iOS デバイスの特徴として デバイス表示 画面上の コマンド状態 カラムがあります。これには選択した iOS デバイスと関連する場合に便利なインストール状態が含まれます。[コマンド状態] カラムに次の状態が表示されます。