テクニカル プレビュー:デジタル従業員エクスペリエンスの管理 (DEEM) 機能により、アプリとオペレーティング システムの安定性とパフォーマンスについての深い理解が得られます。また、開始時間、シャットダウン時間、ログオン、ログアウトのイベントなど、従業員の体験に影響する重要なパフォーマンス指標の分析データを表示します。
DEEM とは何ですか?
DEEM はテレメトリをデスクトップ デバイスから取得し、予測してアクションを実行するための深い理解を与えます。Workspace ONE Intelligent Hub はデバイスからデータを取得してそれを Workspace ONE Intelligence に送信し、[デバイス ] および [アプリ] ダッシュボードで表示と操作を行えるようにします。Workspace ONE Intelligent Hub for Windows Desktop v 20.03 には、データを取得するため、osquery フレームワーク上に構築されたエージェントが含まれるようになりました。osquery フレームワークはオープン ソースのオペレーティング システムで、オペレーティング システムの分析および監視ツールを実行できるようにします。
DEEM 使用のための要件はどのようなものですか。
- Workspace ONE UEM で管理されている Windows 10 デバイスを使用します。
- Workspace ONE UEM で管理されている企業所有デバイスおよび企業共有デバイスを使用します。
- Workspace ONE Intelligent Hub for Windows Desktop v20.03 以降を使用します。
- テクニカル プレビュー:DEEM 用の GPO を有効にする with SCCM または Workspace ONE UEM のプロダクト プロビジョニングを使用します。
- まだ登録していない場合には、Workspace ONE UEM の登録 with Workspace ONE Intelligence を使用します。
DEEM テレメトリはどこで確認できますか。
- [デバイス] ダッシュボード - [デスクトップ デバイス ダッシュボード] モジュールに [ダッシュボード表示] 設定を使用して移動します。Workspace ONE Intelligent Hub を通してデバイスから得たパフォーマンスとエラーのデータを取得できます。
- [アプリ] ダッシュボード - このダッシュボードで DEEM テレメトリを表示するには、いくつかのモジュールを使用します。
- [MAU for Top 10 Windows Apps] - このモジュールでは、最も人気の高いアプリを月間アクティブ ユーザー数で表示します。役に立つと思っていたアプリがこのモジュールに含まれていない場合はどう考えたらよいですか。その場合は、アプリケーションに問題がある可能性があります。使いにくい、正しくインストールされていない、ユーザーが自分の作業には役立たないと考えたといったことがあり得ます。
- [Windows アプリエラー ]-このモジュールでは、ネイティブの Windows アプリ (web アプリを除く) のデータを表示します。これらのアプリの [ クラッシュ] または [ハング] を確認すれば、動作しない、または常に問題を起こすアプリを特定できます。
DEEM テレメトリを使用して何が行えますか。
- [概要] - このタブには、アクティブおよび非アクティブの加入済みデバイスについての一般的なデータが表示されます。[OS の合計クラッシュ回数] 分析項目は、特に Workspace ONE Intelligent Hub から得た Windows デスクトップ デバイスのエラーを報告します。
- [パフォーマンス] - このタブには、Windows デスクトップデバイスの [起動時間] と [シャットダウン時間] の統計情報が表示されます。バブルチャートを使用して、これらの変数の [重要] と [警告] しきい値を可視化します。特定のメタデータを取得するには、バブルを選択します。この情報を使用して、置き換えが必要なデバイスや、古くなったフォーム ファクターやソフトウェアのため注意が必要なデバイスを即座に確認することができます。
[パフォーマンス] タブを構成すれば、組織の [重要] と [警告] しきい値の定義に沿ったデータを表示できます。しきい値を編集するには、省略記号([...]、[パフォーマンス ] タブの右下にあるもの)を選択します。
- [エラー] - このタブには、Windows デスクトップ デバイスの [クラッシュ回数] と [クラッシュ率] の統計情報が表示されます。折れ線グラフを使用して、イベントを可視化します。トラブルシューティングに焦点を当てるには、折れ線グラフ上のポイントを選択します。この情報を使用すれば、問題のあるデバイスを迅速に検出し、障害のエラーコードを取得して、問題を修正することができます。
どのモジュールでも、[列を編集] 設定を使用して、ダッシュボードに表示されるデータをカスタマイズできます。状況に最も役立つデータを選択してください。
DEEM Tech Preview を有効にするにはどうすればよいですか。
この機能を有効にする場合には、VMware の担当者にお問い合わせください。
[Technical Preview] とラベル付けされた機能はまだ開発中ですが、開発チームはほとんどの機能をテストしており、設計どおりに機能することを確認しています。一部の機能はテクニカル プレビューとしてリリースされています。お客様からの役立つフィードバックを求めています。このフィードバックを基に、次のサイクルを改善し、強化するよう計画を立てています。テクニカル プレビューにアクセスする場合には、VMware の担当者にお問い合わせください。