Digital Employee Experience Management (DEEM) によって、組織は、デジタル ワークスペースでの従業員の業務環境を把握できるようになります。DEEM では、アプリケーションとオペレーティング システムの安定性とパフォーマンスに関するインサイトを提供します。また、開始時間、シャットダウン時間、ログオン、ログアウトのイベントなど、従業員の体験に影響する重要なパフォーマンス指標の分析データを表示します。

DEEM とは何ですか?

DEEM はテレメトリをデスクトップ デバイスから取得し、予測してアクションを実行するための深い理解を与えます。Workspace ONE Intelligent Hub は、デバイスからデータを取得してそれを Workspace ONE Intelligence に送信し、デバイスやアプリのダッシュボードで表示と操作を行えるようにします。データを収集する場合は、Windows および macOS 対応の Workspace ONE Intelligent Hub を使用すると、高度なデスクトップ テレメトリの収集が可能になります。

注: DEEM データ定義は、「Workspace ONE Intelligence 製品のデータ定義」セクションの「DEEM データ定義」で確認してください。

DEEM を使用するための要件は何ですか。

  • Workspace ONE UEM console v2010 以降を使用します。
  • Workspace ONE Intelligent Hub for Windows Desktop v20.10 以降を使用します。
  • Workspace ONE Intelligent Hub for macOS v21.07 以降を使用します。
  • macOS デバイスでは、macOS 対応の Workspace ONE Digital Experience を使用します。
  • Workspace ONE Intelligence サービスを使用します。
  • Workspace ONE UEM で管理されている Windows および macOS デバイスを使用します
  • 企業所有デバイスと企業共有デバイスを使用します。

DEEM テレメトリを使用して何が行えますか。

モジュール内のデータの表示と操作ができます。分析に重点を置いて問題を予測し、問題を緩和して修正してください。デスクトップ デバイス ダッシュボード モジュールには、[概要][パフォーマンス][エラー] という 3 つのタブがあります。

  • 概要 - このタブには、アクティブおよび非アクティブの加入済みデバイスについての一般的なデータが表示されます。[OS の合計クラッシュ回数] 分析項目では、特に Workspace ONE Intelligent Hub から得た Windows デスクトップ デバイスのエラーを報告します。
  • パフォーマンス - このタブには、Windows デスクトップデバイスの起動時間シャットダウン時間の統計情報が表示されます。バブルチャートを使用して、これらの変数の重要警告しきい値を可視化します。特定のメタデータを取得するには、バブルを選択します。この情報を使用して、置き換えが必要なデバイスや、古くなったフォーム ファクターやソフトウェアのため注意が必要なデバイスを即座に確認することができます。[パフォーマンス] タブを構成すれば、組織の重要と警告しきい値の定義に沿ったデータを表示できます。しきい値を編集するには、省略記号(...、[パフォーマンス] タブの右下にあるもの)を選択します。
  • エラー - このタブには、Windows デスクトップ デバイスのクラッシュ回数クラッシュ率の統計情報が表示されます。折れ線グラフを使用して、イベントを可視化します。トラブルシューティングに焦点を当てるには、折れ線グラフ上のポイントを選択します。この情報を使用すれば、問題のあるデバイスを迅速に検出し、障害のエラーコードを取得して、問題を修正することができます。どのモジュールでも、[列を編集] 設定を使用して、ダッシュボードに表示されるデータをカスタマイズできます。状況に最も役立つデータを選択してください。

DEEM テレメトリ データにはどこからアクセスできますか。

DEEM テレメトリ データには、[ダッシュボード] および [ソリューション] からアクセスします。

ダッシュボード

Workspace ONE Intelligence のダッシュボードから、DEEM テレメトリ データの表示と操作が行えます。

  • デバイス ダッシュボード - デスクトップ デバイス ダッシュボード モジュールに [ダッシュボード表示] 設定を使用して移動します。Workspace ONE Intelligent Hub を通してデバイスから得たパフォーマンスとエラーのデータを取得できます。
  • アプリ ダッシュボード - このダッシュボードで DEEM テレメトリを表示するには、いくつかのモジュールを使用します。
    • MAU for Top 10 Windows Apps - このモジュールでは、最も人気の高いアプリを月間アクティブ ユーザー数で表示します。役に立つと思っていたアプリがこのモジュールに含まれていない場合はどう考えたらよいですか。その場合は、アプリケーションに問題がある可能性があります。使いにくい、正しくインストールされていない、ユーザーが自分の作業には役立たないと考えたといったことがあり得ます。
    • Windows アプリエラー-このモジュールでは、ネイティブの Windows アプリ (web アプリを除く) のデータを表示します。これらのアプリのクラッシュまたはハングを確認すれば、動作しない、または常に問題を起こすアプリを特定できます。

ソリューション

また、[ソリューション] を使用して DEEM テレメトリ データを操作することもできます。コンソールのこの領域には、すべての Workspace ONE Intelligence コンポーネントが 1 つの場所に集約されています。詳細については、「ソリューション」にアクセスしてください。

[統合] セクションを使用して DEEM を有効にする方法を教えてください。

[統合] > [デスクトップ アドバンスト テレメトリ] > [セットアップ] の順に選択し、Workspace ONE Intelligence の [統合] セクションで DEEM を有効にできます。[有効化] を選択して、Workspace ONE UEM で管理されている Windows デスクトップまたは macOS デバイスの利用統計(テレメトリ)データの収集を開始してください。

注: [ソリューション] でこの機能をすでに構成している場合、[統合] セクションで DEEM を有効にする必要はありません。

DEEM データを識別するカテゴリにはどのようなものがありますか。

Workspace ONE Intelligence のダッシュボード ウィジェットで作業する場合は、[従業員のエクスペリエンス] カテゴリを探します。

DEEM はどのようなデータを提供しますか。

DEEM システムは、さまざまなテレメトリを提供します。

  • 組織のエクスペリエンス スコア
  • ユーザーのエクスペリエンス スコア
  • デスクトップ アプリのエクスペリエンス スコア
  • モバイル アプリのエクスペリエンス スコア(Intelligence SDK アプリの場合)
  • デバイス正常性
  • アプリケーションのパフォーマンスと安定性
  • OS のクラッシュ
  • ログイン、およびログアウト
  • 起動およびシャットダウンのイベントと期間
  • Windows サービスのステータス
  • Windows パフォーマンス モニタ データ

デバイスでの DEEM の占有量はどのようになっていますか。

占有量は比較的小さくなっています。DEEM のためのテスト構成では、一般的な 4 コア CPU の CPU 使用率が断続的に最大 5% になることが示唆されています。また、テスト構成では、Windows または macOS の各デバイスのメモリ使用率が 10 ~ 40 MB であることが示唆されています。Workspace ONE Intelligent Hub は、ランダム化された 10 分間隔で 4K ~ 10K のデータを送信します。

DEEM がエクスペリエンス スコアに使用するすべてのデータ属性を確認するにはどうすればよいですか。

頻繁に変更される属性の最新のリストについては、Workspace ONE Intelligence 使用してください。コンソールで属性を表示すると、最新の属性のリストが表示されます。

  1. [ソリューション] > [Digital Employee Experience Management] > [ダッシュボードを表示] > [設定](歯車アイコン)の順に選択して、[エクスペリエンス スコア] タブを選択します。
  2. いずれかのスコアを選択して、影響する属性を表示します。たとえば、[デバイス正常性エクスペリエンス スコア] を選択し、[OS のクラッシュ] の属性(周波数と日付範囲の属性)を表示します。

DEEM の追加ログオン イベント レポートを有効にします(Windows の場合はオプション)。

Windows ログオン/ログオフ エクスペリエンスに関する追加の DEEM メトリックをユーザー エクスペリエンス スコアに提供するには、該当する Windows デバイスで、一覧表示されている高度な監査ポリシーを有効にします。

  • ログオフの監査
  • ログオンの監査
  • その他のログオン/ログオフ イベントの監査
  • 特別なログオンの監査

マシン上

一覧表示されたプロセスを使用して、Windows マシンでこれらのポリシーを有効にできます。

  1. グループ ポリシー エディタ (Gpedit.msc) を開きます。
  2. [コンピューターの構成] > [Windows の設定] > [セキュリティの設定] > [監査ポリシーの詳細な構成] > [システム監査ポリシー - ローカル グループ ポリシー オブジェクト] > [ログオン/ログオフ] に移動します。
  3. 上記の各ポリシーを有効にして構成し、[成功および失敗] レポートを作成します。

CMD ファイルの使用

CMD ファイル(バッチ ファイル)を使用して高度な監査ポリシーを有効にする場合は、一覧表示されたコードで該当する GPO が更新されます。

@echo off
echo "Machine Name,Policy Target,Subcategory,Subcategory GUID,Inclusion Setting,Exclusion Setting,Setting Value" >audit_policy.csv
echo ",System,Audit Logoff,{0cce9216-69ae-11d9-bed3-505054503030},Success and Failure,,3" >>audit_policy.csv
echo ",System,Audit Logon,{0cce9215-69ae-11d9-bed3-505054503030},Success and Failure,,3" >>audit_policy.csv
echo ",System,Audit Other Logon/Logoff Events,{0cce921c-69ae-11d9-bed3-505054503030},Success and Failure,,3" >>audit_policy.csv

auditpol.exe /restore /file:audit_policy.csv
del /f audit_policy.csv

ベースラインの使用

高度な監査ポリシーを有効にするもう 1 つの方法では、ベースラインを使用します。ベースラインとは、Windows の構成の効率化を図るためにグループ化した、選別された設定のことです。以下に、高度な監査ポリシーを有効にする一般的な手順の概略を示します。ベースラインの詳細については、「ベースラインの使用」を参照してください。

  1. Workspace ONE UEM で、組織グループを選択します。
  2. [リソース] > [プロファイルとベースライン] > [ベースライン] でコンソールのテンプレートを使用してベースラインを作成します。
  3. Windows セキュリティ ベースライン テンプレートを使用します。
  4. [カスタマイズ] タブで [コンピューターの構成] > [Windows の設定] > [セキュリティの設定] > [監査ポリシーの詳細な構成] > [システム監査ポリシー - ローカル グループ ポリシー オブジェクト] > [ログオン/ログオフ] に移動してポリシーを探します。
  5. [成功および失敗] の設定を有効にします。
  6. ベースラインを保存し、該当するスマート グループに割り当てます。
  7. デバイスを再起動してベースラインを展開します。

DEEM のインストールとトラブルシューティング

お使いのデバイスが、DEEM 用のテレメトリ データを Workspace ONE Intelligence に送信していない場合は、Workspace ONE Intelligent Hub のステータスを確認し、ログ ファイルをレビューして、システムのトラブルシューティングを行うことができます。

Windows

これらのトラブルシューティングのヒントは、Windows に固有のものです。

Windows デバイス用に個別の DEEM エージェントをインストールする必要がありますか。

いいえ、Windows デバイスに DEEM エージェントをインストールする必要はありません。Windows 用の DEEM コンポーネントは、Windows 対応の Workspace ONE Intelligent Hub とともにインストールされます。

Workspace ONE Intelligent Hub が実行されているかどうかを確認するにはどうすればよいですか。

Workspace ONE Intelligence へのデータの送信に関する問題をトラブルシューティングする方法の 1 つとして、Windows デバイスで Workspace ONE Intelligent Hub または Windows 用のエージェントが実行されていることを確認します。管理者として Windows のコマンド プロンプト アプリケーションを起動し、sc query vmwosqext を実行します。このコマンドを実行すると、DEEM エージェント サービスである VMWOSQEXT のステータスが表示されます。また、VMware デジタル エクスペリエンス テレメトリとして表示されるサービスを、サービス名 VMWOSQEXT で探すこともできます。

デバイス上の DEEM エージェントのログを有効にする方法を教えてください。

次に示すレジストリ エントリを更新すると、DEEM のログを有効にできます。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMWOSQEXT\ImagePath = “"C:\Program Files (x86)\AirWatch\AgentUI\Telemetry\vmwosqext.exe" –service—logger_min_status=0 –vmw_windows_log_verbose”

レジストリの変更後、サービスを再起動します。その後、ログは C:\ProgramData\VMWOSQEXT フォルダに書き込まれます。

DEEM はどのようなレジストリ設定を使用していますか。

DEEM は、Windows デバイスの HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMWOSQEXT の下にレジストリ エントリを作成します。このレジストリは、Windows 用の Workspace ONE Intelligent Hub とエージェントの両方で機能します。

macOS

これらのインストールとトラブルシューティングのヒントは、macOS に固有のものです。

macOS アプリ用の Digital Experience をインストールする方法を教えてください。

macOS デバイスの場合、macOS 対応の Workspace ONE Intelligent Hub と macOS 対応の Digital Experience の両方がインストールされている必要があります。My Workspace ONE サイトから macOS 対応の Digital Experience を入手します。macOS 対応の Digital Experience パッケージは、手動またはコマンド ラインでインストールできます。

  • macOS デバイスでパッケージを展開し、プロンプトの指示に従います。
  • コマンド sudo installer -pkg /tmp/VMware.Deem-macos-installer-x64.21.12.191.pkg -target /' を使用して、任意のソフトウェア配布ツールでパッケージを展開します。
  • Workspace ONE UEM および macOS 対応の Workspace ONE Admin Assistant を使用して、macOS 対応の Digital Experience パッケージを参照し、用意されている PLIST ファイルを選択します。Workspace ONE Admin Assistant の詳細については、「Introduction to the Workspace ONE Admin Assistant for macOS」を参照してください。

macOS 対応の Digital Experience パッケージがインストールされていることを確認するにはどうすればよいですか。

パッケージがデバイスにインストールされており、Library/Application Support/VMware/VMware.Deem folder.{{ }} に表示されていることを確認します。

Workspace ONE Intelligent Hub が実行されているかどうかを確認するにはどうすればよいですか。

アクティビティ モニタですべてのプロセスを表示し、deemd プロセスが表示および実行されていることを確認して、エージェントが実行されていることを確認します。

DEEM ログを操作する方法を教えてください。

ログ レポートに macOS デバイスに関する deemd ログを表示します。

次のコマンドを使用して、deemd デーモンをリロードします。

  • sudo launchctl unload /Library/LaunchDaemons/com.vmware.deemd.plist
  • sudo launchctl load /Library/LaunchDaemons/com.vmware.deemd.plist
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