ゲスト OS と DVD または CD-ROM ドライブとの直接通信の問題に対応するには、レガシー エミュレーション モードを使用します。

レガシー エミュレーション モードでは、DVD および CD-ROM ドライブのデータ ディスクからのみ読み取りを実行できます。通常モードで使用可能な他の機能は提供されません。通常モードでは、ゲスト OS は DVD または CD-ROM ドライブと直接通信します。この直接通信により、マルチセッション CD の読み取り、デジタル オーディオの抽出、ビデオ鑑賞、DVD および CD 書き込みソフトウェアを使用したディスクの作成などを実現できます。

一度に 2 つ以上の仮想マシンを実行しており、それらの CD-ROM ドライブがレガシー エミュレーション モードの場合は、CD-ROM ドライブが切断された状態で仮想マシンを起動する必要があります。仮想マシンで CD-ROM ドライブを切断することにより、複数の仮想マシンが同時に CD-ROM ドライブに接続されるのを防ぐことができます。

手順

  1. 仮想マシンを選択して、[仮想マシン] > [仮想マシン設定] を選択します。
  2. [ハードウェア] タブで、ドライブを選択して [詳細] をクリックします。
  3. [レガシー エミュレーション] を選択して [OK] をクリックします。
    IDE ドライブを有する Linux ホストでは、カーネルに ide-scsi モジュールが読み込まれているかどうかによって、デフォルト設定が異なります。 ide-scsi モジュールが読み込まれているか、あるいは物理 SCSI ドライブを使用していなければ、DVD または CD-ROM ドライブに直接接続することはできません。
  4. [OK] をクリックして、変更内容を保存します。