Workstation Player の仮想ネットワーク コンポーネントには、仮想スイッチ、仮想ネットワーク アダプタ、仮想 DHCP サーバ、NAT デバイスが含まれます。
仮想スイッチ
仮想スイッチは、物理スイッチと同様にネットワーク コンポーネント同士を接続します。仮想スイッチには VMnet0、VMnet1、VMnet2 というように名前が付けられ、仮想ネットワークとも呼ばれます。デフォルトでは、いくつかの仮想スイッチが特定のネットワークにマップされています。
ネットワークの種類 | スイッチ名 |
---|---|
ブリッジ | VMnet0 |
NAT | VMnet8 |
ホストオンリー | VMnet1 |
Workstation Player は必要に応じて仮想スイッチを作成します。Windows ホスト システムの場合は最大 20 個、Linux ホスト システムの場合は最大 255 個の仮想スイッチが作成されます。1 つの仮想スイッチに接続できる仮想ネットワーク デバイスの数は、Windows ホスト システムでは制限がありません。Linux ホスト システムでは最大 32 個です。
仮想ネットワーク アダプタ
[新規仮想マシン] ウィザードを使用して仮想マシンを新規作成するとき、ウィザードは仮想マシンの仮想ネットワーク アダプタを作成します。ゲスト OS では、仮想ネットワーク アダプタは AMD PCNET PCI アダプタ、Intel Pro/1000 MT サーバ アダプタまたは Intel 82574L Gigabit ネットワーク接続として認識されます。Windows Vista、Windows 7、Windows 8 ゲスト OS では、Intel Pro/1000 MT サーバ アダプタとして認識されます。Windows 8.1、Windows10 ゲスト OS では、Intel 82574L Gigabit ネットワーク接続として認識されます。
Player 3.x 以降の仮想マシンには、最大 10 個の仮想ネットワーク アダプタを設定できます。
仮想 DHCP サーバ
仮想ダイナミック ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバは、外部ネットワークにブリッジされていない構成において、仮想マシンに IP アドレスを提供します。たとえば、仮想 DHCP サーバは、ホストオンリー構成と NAT 構成の仮想マシンに IP アドレスを割り当てます。
NAT デバイス
NAT 構成では、NAT デバイスは各仮想マシンと外部ネットワーク間におけるネットワーク データを渡し、各仮想マシンに送られてくるデータ パケットを的確に識別し、該当する仮想マシンに送信します。