Windows XP 以降のゲスト OS の仮想マシンをユニティ モードに切り替えて、ホスト システムのデスクトップ上にアプリケーションを直接表示できます。

ユニティ モードでは、仮想マシンのアプリケーションがホスト システムのデスクトップに表示されます。また、ホスト システムから仮想マシンの [スタート] または [アプリケーション] メニューを使用できます。仮想マシンのコンソール ビューは非表示になります。開いている仮想マシン アプリケーションのアイテムは、開いているホスト アプリケーションと同様にホスト システムのタスクバーに表示されます。

ユニティ モードで表示されているホスト システム アプリケーションと仮想マシン アプリケーション間では、キーボード ショートカットを使用して、イメージ、プレーン テキスト、フォーマットされたテキスト、および電子メール添付ファイルのコピー、切り取り、貼り付けを行うことができます。また、ホスト システムとゲスト OS の間でファイルのドラッグ アンド ドロップやコピーと貼り付けを行うこともできます。

ユニティ モードのアプリケーションからファイルを保存したり、開こうとすると、仮想マシン内のファイル システムが表示されます。ホスト OS からはファイルを開くことはできません。また、ファイルをホスト OS に保存することもできません。

一部のゲスト OS では、複数のモニタがある場合は、ユニティ モードのアプリケーション ウィンドウはプライマリ ディスプレイとして設定されているモニタのみに表示できます。ホストおよびゲスト OS が Windows XP 以降の場合、アプリケーション ウィンドウは追加モニタに表示できます。

Windows では、フル スクリーン モードでユニティ モードを使用できません。

注: ユニティ モードは、VMware Workstation 17.6 以降では廃止されました。

前提条件

  • 最新バージョンの VMware Tools がゲスト OS にインストールされていることを確認します。
  • ゲスト OS が Windows XP 以降であることを確認します。
  • 仮想マシンをパワーオンします。
  • ユニティ モードを開始する場合、ユニティ モードで使用する仮想マシンのアプリケーションを開きます。

手順

  • ユニティ モードを開始するには、[Player] > [ユニティ] を選択します。
    Workstation Player ウィンドウでコンソール ビューが非表示になり、開いているアプリケーションがホスト システムのデスクトップのアプリケーション ウィンドウに表示されます。メニューの [ユニティ] の横にチェック マークが表示されます。
  • Windows ホスト システムに仮想マシンの [スタート] メニューを表示するには、Windows ホスト システムで [スタート] メニューをポイントします。
  • ユニティ モードの仮想マシンが複数ある場合にそれぞれの [スタート] または [アプリケーション] メニューの間を移動するには、方向キー、<Tab> キー、または <Shift> + <Tab> キーを押して仮想マシンのメニューを順番に切り替え、<Enter> キーとスペースバーを押して仮想マシンを選択します。
  • ユニティ モードを終了するには、Workstation Player ウィンドウを表示して仮想マシンのコンソール ビューで [ユニティの終了] をクリックします。