仮想ネットワーク アダプタの詳細設定で、仮想マシンの送受信データ転送に関するバンド幅を制限したり、許容するパケット ロスの割合を指定したり、ネットワーク遅延を作成したりします。

仮想ネットワーク アダプタの詳細設定を使用して、自身のネットワーク環境とは異なるネットワーク環境をシミュレートできます。

選択した仮想マシンの仮想ネットワーク アダプタの詳細を設定するには、[Player] > [管理] > [仮想マシン設定] の順に選択します。[ハードウェア] タブをクリックして仮想ネットワーク アダプタを選択し、[詳細] をクリックします。

表 1. 仮想ネットワーク アダプタの詳細設定
設定 説明
[バンド幅] および [Kbps] 送受信データ転送を特定のネットワーク接続タイプのデータ転送率に制限するには、[バンド幅] ドロップダウン メニューからネットワーク接続タイプを選択します。[Kbps] テキスト ボックスの値は、選択したネットワーク接続タイプのデータ転送速度(KB/秒)に変更されます。たとえば、[専用回線 T1 (1.544 Mbps)] を選択すると、[Kbps] テキスト ボックスの値は 1544 に変更されます。

送受信データ転送を特定のデータ転送率に制限するには、[カスタム] を選択して、[Kbps] テキスト ボックスにデータ転送率(KB/秒)を入力します。

送受信データ転送のデフォルトのバンド幅設定は [無制限] です。

[パケット ロス (%)] 送受信データ転送のパケット ロスの許容率です。デフォルト設定は 0.0% です。
[遅延(ミリ秒)]

送受信データ転送のネットワーク遅延をシミュレートするには、遅延時間(ミリ秒)を設定します。遅延時間の範囲は、0 ~ 2,000 ミリ秒です。

注: 実際のネットワーク遅延は、設定した時間よりも 10 ミリ秒ほど長くなる場合があります。たとえば、遅延時間に 200 ミリ秒を設定すると、実際の遅延時間は、200 ~ 210 ミリ秒になります。
[MAC アドレス] ネットワーク アダプタに新しい MAC アドレスを割り当てるには、テキスト ボックスに新しいアドレスを入力するか、または [生成] をクリックすると Workstation Player が新しいアドレスを生成します。