VMware Workstation 12 Player | 2015 年 8 月 24 日 | ビルド 2985596

最終更新日:2015 年 8 月 24 日

リリース ノートの追加と更新を確認してください。

リリース ノートの概要

このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。

VMware Workstation Player について

VMware Workstation Player(旧称 Player Pro)は、デスクトップを効率的に仮想化するアプリケーションです。1 台のコンピュータで、1 つ以上のオペレーティング システムを再起動なしで実行できます。VMware Workstation Player では、シンプルなユーザー インターフェイス、幅広いオペレーティング システムのサポート、および可搬性が提供されます。

製品の詳細については、VMware Workstation Player ドキュメントを参照してください。また、本バージョンの詳細については、それぞれの VMware Workstation Player ドキュメント センターを参照してください。

新機能

Workstation 12 Player は、新たに以下のサポートを提供します。

  • Windows 10 のサポート
    VMware Workstation Player は、次のように Windows 10 をサポートします。
    • Windows 10 を仮想マシンとして実行
    • Windows 10 をホスト オペレーティング システムとして実行
  • 他のオペレーティング システムを新たにサポート
    次のオペレーティング システムのサポートが追加されました。
    • Ubuntu 15.04
    • Fedora 22
    • CentOS 7.1
    • RHEL 7.1
    • Oracle Linux 7.1
    • VMware Project Photon
  • 高度なグラフィックス
    • DirectX 10
    • OpenGL 3.3
  • 暗号化された仮想マシンをサスペンドおよびレジュームする際のパフォーマンスの向上
  • 高解像度 UI の 4K モニタのサポート
  • さまざまな DPI 設定の複数のモニタのサポート
  • Microsoft Lync や Skype での音声やビデオ通話のエコー除去
  • Windows 7 仮想マシンへの USB 3.0 サポートの追加(最新のインテル USB ドライバを使用)
  • 標準インストーラの改善
  • Windows ホストでの左利き用マウス設定に対応

Workstation 12 Player では以下の機能が提供終了となり、削除されました。

  • Linux ゲストおよびホスト オペレーティング システムでのユニティ モード

既知の問題

VMware Workstation Player の本リリースでは、以下の問題が発生する場合があります。

  • VMware Workstation 12 Player for Windows ドキュメントに掲載されている ENABLE_VIRTUAL_PRINTING パラメータに誤りがある
    『VMware Workstation Player for Windows の使用方法』ガイドには、自動インストール用のパラメータとして、サポートされていない ENABLE_VIRTUAL_PRINTING が掲載されています。仮想印刷のサポートは、Windows ホストではデフォルトで無効化されています。ENABLE_VIRTUAL_PRINTING パラメータは、ThinPrint 仮想印刷のサポートを有効にするようデフォルト設定を変更するためのものです。ただし、このパラメータは Workstation 12 Player でサポートされていません。
    回避策:自動インストール後に以下の処理を行うことで、Windows ホストでの仮想印刷を手動で有効化できます。

    次の行をコピーします。

    • printers.enabled = "TRUE"

    そして、次のファイルに追加します。

    "%programdata%\VMware\VMware Workstation\settings.ini"

  • Windows 7 以降のホストの USB 3.0 ポートに接続された UAS デバイスは、正常にゲストに接続されない場合がある
    Windows 7 以降のホストの USB 3.0 ポートに接続された UAS デバイスをゲストに接続すると、正常に接続されない場合があります。[VM] > [取外し可能デバイス] を選択して表示できるリムーバブル デバイス リストではデバイスが接続されていると認識されていても、ゲスト OS ではそのデバイスが認識されないことがあります。

    以下の手順を実行して、デバイスが UAS デバイスかどうかを判断します。

    1. ホスト マシンで [デバイス マネージャー] ダイアログ ボックスに移動します。
    2. [表示] > [デバイス (接続別)] をクリックします。
    3. リストで PCI バス、各 USB コントローラを展開して、自身のデバイスを特定します。
    4. 自身のデバイスの場所を確認したら、そのデバイスを右クリックして [プロパティ] を選択します。
    5. [ドライバー]、[ドライバーの詳細 ] の順に選択します。
      デバイスに対してロードされるドライバが uaspstor.sys の場合、お使いのデバイスは UAS デバイスです

    回避策
    1. 仮想マシンをシャットダウンします。
    2. 次のエントリを、仮想マシンの構成ファイル (virtual-machine-name.vmx) に追加します。構成ファイルは、デフォルトで C:\Users\username\My Documents\Virtual Machines にあります。
      usb.generic.keepStreamsEnabled = "FALSE"

      :この手順を実行すると、デバイスは UAS デバイスではなく、USB 3.0 マス ストレージ デバイスとして機能するようになります。結果として、デバイスに対する読み取りおよび書き込み時にわずかなパフォーマンス低下が生じる場合があります。
  • Workstation 12 Pro では、一部の Linux ホスト上の Windows 7 ゲストまたは Windows 2008 R2 ゲストで USB 3.0 ドライバをダウンロードするためのリンクが適切に動作しない場合がある
    この場合、[VM] > [設定] を選択してから、[USB コントローラ] を選択すると、[仮想マシン設定] ダイアログ ボックスに次のようなメッセージが表示されます。
    この仮想マシンの USB 3.0 ドライバは、ここからダウンロードできます。

    この場合の「ここ」とは、次の URL のリンクのことです。
    https://downloadcenter.intel.com/product/65855/Intel-USB-3-0-eXtensible-Host-Controller-Driver

    「ここ」のリンクをクリックするか、それを右クリックしてリンクを開くオプションを選択したときに、該当するページが開かない場合があります。

    回避策
    この問題が発生したら、そのリンクを右クリックしてリンクをコピーするオプションを選択し、そのリンクをブラウザに貼り付けてページを開きます。

  • Ubuntu 15.04 ゲストの仮想マシンを手動でインストールするとブラック スクリーンになる場合がある
    Ubuntu 15.04 仮想マシンを手動でインストールするときに、画面で指示された再起動を [今すぐ再起動] をクリックして実行すると、画面が黒くなって、仮想マシンが反応しなくなる場合があります。
    回避策
    仮想マシンの電源をオフにして、再度オンにします。仮想マシンの電源がオンになり、適切に機能するようになります。

  • シングル プロセッサ コアが割り当てられている Windows 7 仮想マシンにおいて、Word 2013 で表を挿入すると Word 2013 がハングする場合がある

    回避策
    • この問題が発生した場合は、[タスク マネージャー] で Word 2013 プロセスを手動で終了します。
    • この問題が発生しないようにするには、プロセッサ コア数を増やします。
  • Linux 仮想マシンで OpenGL 3.X を必要とするアプリケーションを実行するときに、画像がぼやけて表示されたり、エラー メッセージが表示されてアプリケーションが実行されなかったりする
    仮想マシンのカーネル ビデオ ドライバ (vmwgfx) のバージョンが 2.9 未満のとき、OpenGL 3.x を必要とするアプリケーションは、画像がぼやけて表示されたり、OpenGL のバージョンが古いことを知らせるエラー メッセージが表示されたりします。
    回避策:vmwgfx バージョン 2.9 をインストールします。

  • 以前のハードウェア バージョンを使用し、Workstation 12 Pro で Windows 8.1 仮想マシンを使用すると、Microsoft Office PowerPoint 2013 がスムーズに動作しない場合がある
    この問題は、デフォルトのハードウェア バージョン(バージョン 12)ではなく、それ以前のハードウェア バージョン(バージョン 10 や 11)を使用する場合に、Workstation 12 Pro で起こります。VMware Tools バンドルをインストールしてシステムを再起動した後、既存の Windows 8.1 仮想マシンで Microsoft Office PowerPoint 2013 を使用すると、問題が発生する場合があります。発生する可能性があるのは、PowerPoint の反応が遅い、画像が正常に表示されないといった問題です。
    回避策
    それぞれの必要性や優先順位に応じて、以下の回避策のいずれかを実行します。

    • 仮想マシンをアップグレードして、ハードウェア バージョン 12 を使用します。
    • 以前のハードウェア バージョンを使用し続けるには、次の手順に従って、仮想マシンをシャットダウンし、3D を無効にします。
      1. [VM] > [設定] を選択します。
      2. [ディスプレイ] を選択します。
      3. [3D グラフィックスのアクセラレーション] の選択を解除します。
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