サポートされているすべての Windows ゲスト OS は、VMware Tools をサポートしています。

VMware Tools をアップグレードする前に、仮想マシンが実行される環境を考慮し、さまざまなアップグレード方法のメリットを検討します。たとえば、最新バージョンの VMware Tools をインストールして、仮想マシンのゲスト OS のパフォーマンスを向上させて仮想マシンの管理機能を強化したり、既存のバージョンを引き続き使用して、環境における柔軟性を高めてダウンタイムを回避したりすることができます。

Windows 2000 以降では、VMware Tools によって仮想マシンのアップグレード ヘルパー ツールがインストールされます。仮想マシンの互換性を ESX/ESXi 3.5 から ESX/ESXi 4.0 以降にアップグレードするか、Workstation 5.5 から Workstation 6.0 以降にアップグレードすると、このツールによってネットワーク構成が復元されます。

前提条件

  • 仮想マシンをパワーオンします。
  • ゲスト OS が実行中であることを確認します。
  • オペレーティング システムをインストールしたときに、仮想マシンの仮想 CD/DVD ドライブを ISO イメージ ファイルに接続していた場合、仮想 CD/DVD ドライブが物理ドライブを自動検出する構成になるように設定を変更します。

    自動検出設定を使用することで、仮想マシンの最初の仮想 CD/DVD ドライブが、VMware Tools のインストール用の VMware Tools ISO ファイルを検出して接続できます。この ISO ファイルは、ゲスト OS では物理 CD のように表示されます。CD/DVD ドライブが物理ドライブを自動検出するように設定するには、仮想マシン設定エディタを使用します。

  • 以前の Windows オペレーティング システムを使用するのでない限り、管理者としてログインします。ユーザは Windows 95、Windows 98、または Windows ME ゲスト OS で VMware Tools をインストールできます。これらのバージョンより新しいオペレーティング システムの場合は、管理者としてログインする必要があります。

手順

  1. ホストの Workstation Pro メニュー バーから、[仮想マシン] > [VMware Tools のインストール] を選択します。
    古いバージョンの VMware Tools がインストールされている場合は、メニュー項目は [VMware Tools のアップデート] になります。
  2. 初めて VMware Tools をインストールする場合、 VMware Tools のインストール情報ページで [OK] をクリックします。
    autorun がゲスト OS の CD-ROM ドライブで有効の場合、VMware Tools インストール ウィザードが起動します。
  3. 自動再生が有効になっていない場合は、ウィザードを手動で起動するため、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックして D:\setup.exe と入力します。ここで、D: は最初の仮想 CD-ROM ドライブです。64 ビット Windows ゲスト OS 用の D:\setup64.exe を使用します。
  4. 後は画面の指示に従ってください。
  5. 新規ハードウェア ウィザードが表示される場合は、プロンプトに従ってデフォルト値をそのまま使用します。
  6. ベータ バージョンや RC バージョンの VMware Tools をインストールしていてパッケージまたはドライバに署名がない警告が表示される場合は、[インストールを続行する] をクリックしてインストールを完了します。
  7. プロンプトが表示されたら、仮想マシンを再起動します。

結果

次のタスク

新しい仮想ハードウェア バージョンが仮想マシンで使用可能な場合は、仮想ハードウェアをアップグレードします。