AutoProtect 機能を使用すると、一定の間隔でスナップショットが作成され、仮想マシンの状態が保存されます。スナップショットはいつでも手動で作成することもできます。

AutoProtect 機能にはいくつかの制限があります。
  • AutoProtect では仮想マシンがパワーオン状態のときだけスナップショットが作成されるため、AutoProtect スナップショットのクローンは作成できません。仮想マシンのクローンは、仮想マシンがパワーオフ状態の場合にのみ作成できます。
  • Workstation Pro で仮想マシンに対して AutoProtect が有効になっていても、Workstation Player では AutoProtect スナップショットは作成されません。
  • AutoProtect 機能は共有仮想マシンまたはリモート仮想マシンには構成できません。

選択した仮想マシンの AutoProtect オプションを構成するには、[VM] > [設定] を選択し、[オプション] タブをクリックし、[スナップショット] を選択します。

表 1. AutoProtect オプション
オプション 説明
[AutoProtect の有効化]

AutoProtect 機能を有効にすると、使用される最小ディスク領域の推定値が [[仮想マシン設定]] ウィンドウに表示されます。この最小値には仮想マシンのメモリ設定が影響します。仮想マシンのメモリ量が多いほど、AutoProtect スナップショットに使用できるディスク領域が大きくなります。

[AutoProtect の間隔] AutoProtect スナップショットの間隔を選択します。
30 分ごと
30 分ごとにスナップショットが作成されます。
1 時間ごと
1 時間ごとにスナップショットが作成されます。
毎日
毎日スナップショットが作成されます。

AutoProtect スナップショットの間隔は、仮想マシンがパワーオンされているときだけ測定されます。たとえば、AutoProtect で 1 時間ごとにスナップショットを作成するように設定し、その 5 分後に仮想マシンをパワーオフすると、次の AutoProtect スナップショットは、仮想マシンがパワーオフ状態だった時間の長さにかかわりなく、仮想マシンを再度パワーオンしてから 55 分後に作成されます。

1 つのスナップショットが複数の層に一致する場合でも、Workstation Pro は層ごとに 1 つのスナップショットしか作成しません。

[AutoProtect スナップショット最大数] 保持するスナップショットの最大数を選択します。AutoProtect スナップショットが最大数に達した後は、新しい AutoProtect スナップショットが作成されるたびに、Workstation Pro は最も古い AutoProtect スナップショットを削除します。入力した設定に応じて、Workstation Pro は選択した AutoProtect スナップショットを一定の期間にわたって保持します。