特殊な状況下では、ホスト コンピュータ上の物理ディスクまたは未使用のパーティションに、仮想マシンを直接アクセスさせる必要が生じることがあります。

物理ディスクは、既存のローカル ディスクやパーティションに直接アクセスします。物理ディスクを使用して、既存のディスク パーティションからゲスト OS を実行できます。

Workstation Pro は最大 2TB までの物理ディスク容量をサポートします。ただし、既存の SCSI ディスクまたはパーティションにすでにインストールされているオペレーティング システムからの起動はサポートされていません。

ホスト コンピュータ上でネイティブに稼働するオペレーティング システムを仮想マシンで稼働するように切り替えることは、コンピュータからハード ドライブを取り外して、そのハード ドライブを異なるマザーボードやハードウェアが構成されている別のコンピュータに取り付けるようなものです。実行する手順は、仮想マシンのゲスト OS によって異なります。ほとんどの場合、物理ディスクまたは未使用のパーティションにインストールされたゲスト OS は、ホスト システムでそのデータを利用することができても、仮想マシンの外部で起動することはできません。仮想マシンの外部でも起動できるオペレーティング システムの使用については、当社 Web サイトで VMware テクニカル ノートの「Dual-Boot Computers and Virtual Machines」を参照してください。

物理ディスク上の 1 つ以上のパーティションを使用するよう仮想マシンを構成した後は、ゲスト OS で fdisk あるいは同様のユーティリティを実行してパーティション テーブルを変更しないでください。fdisk あるいは同様のユーティリティをホスト OS 上で実行して物理ディスクのパーティション テーブルを変更した場合は、仮想マシンの物理ディスクを新しく作成し直す必要があります。パーティション テーブルを変更すると、物理ディスクに存在していたファイルはすべて失われます。

重要: 物理ディスクをホスト コンピュータとゲスト OS 間のファイルの共有に使用することはできません。ホスト コンピュータとゲスト OS の両方が同じパーティションを認識できるようにすると、データが破損する可能性があります。代わりに、共有フォルダを使用してホスト コンピュータとゲスト OS 間でファイルを共有してください。