Linux、Solaris、および FreeBSD のゲスト OS では、VMware Tools は VMware ユーザー プロセスの実行可能ファイルを使用します。このプログラムにより、ゲストをウィンドウに合わせる機能やユニティ モードなどの機能が実装されます。

通常は、ユーザーが VMware Tools を構成し、デスクトップ環境からログオフして再ログインした後に、このプロセスが開始されます。vmware-user プログラムの場所は、バイナリ プログラムをインストールするために選択したディレクトリ(デフォルトは /usr/bin)です。変更する必要のある起動スクリプトは、システムによって異なります。次の状況では、手動でプロセスを開始する必要があります。

  • セッション マネージャを使用せずに X セッションを実行する場合。たとえば、デスクトップ セッションを開始するために startx を使用し、xdmkdm、または gdm を使用しない場合が該当します。
  • gdm または xdm を使用せずに、以前のバージョンの GNOME を使用している場合。
  • Desktop Application Autostart Specification(http://standards.freedesktop.org から利用可能)をサポートしないセッション マネージャまたは環境を使用している場合。
  • VMware Tools をアップグレードする場合。

手順

VMware ユーザー プロセスを開始します。
オプション 操作
X セッションを開始するときに VMware ユーザー プロセスを開始する。 vmware-user.xsession または .xinitrc ファイルなどの適切な X 起動スクリプトに追加します。
VMware Tools ソフトウェアのアップグレード後、または特定機能が動作しない場合に、プロセスを開始する。 ターミナル ウィンドウを開き、vmware-user コマンドを入力します。