アクセス権限を作成するには、オブジェクトにユーザーまたはグループおよび役割を割り当てます。

使用できるユーザーおよびグループには、ホスト システム上のローカル ユーザーおよびローカル グループが含まれます。Workstation Pro では、ホスト システムが属している Windows ドメインのユーザーおよびグループも含まれます。vCenter Server によって管理されるリモート ホストでは、vCenter Server が参照する Windows ドメイン リスト内のユーザーおよびグループも含まれます。

アクセス権限を設定できるオブジェクトは、共有仮想マシンまたはリモート仮想マシン、[共有 VM] アイテム、またはリモート ホストです。vCenter Server によって管理されるリモート ホストでは、データセンターおよびデータセンター内のフォルダにもアクセス権限を設定できます。

アクセス権限を追加する際には、そのアクセス権限をオブジェクト階層の下層に伝搬させるかどうかを指定できます。伝播はすべてに適用されるわけではありません。子オブジェクトに定義したアクセス権限は、親オブジェクトから伝搬されたアクセス権限より優先されます。

注: Workstation Pro を使用してユーザーおよびグループを作成、削除、または変更することはできません。ユーザーおよびグループを管理するには、ホスト OS で提供されるメカニズムを使用します。

前提条件

手順

  1. [アクセス権限] ダイアログ ボックスを開きます。
    オプション 説明
    オブジェクトが共有またはリモート仮想マシンの場合 オブジェクトを右クリックし、[管理] > [アクセス権限] を選択します。
    オブジェクトがリモート ホスト、データセンター、またはフォルダの場合 オブジェクトを右クリックし、[アクセス権限] を選択します。
  2. [追加] をクリックします。
  3. [ドメイン] ドロップダウン メニューからユーザーまたはグループの場所を選択します。
    [(サーバ)] を選択した場合、ローカルのユーザーおよびグループのみがリストに表示されます。
  4. リストからユーザーまたはグループの名前を選択します。
    検索ボックスに名前を入力することにより、リスト内のユーザーおよびグループにフィルタを適用できます。
  5. アクセス権限を追加します。
    オプション 説明
    Windows ホスト [追加] をクリックし、ユーザーまたはグループを選択し、[割り当てられた役割] の下のドロップダウン メニューから役割を選択し、[OK] をクリックします。
    Linux ホスト [役割] ドロップダウン メニューから役割を選択し、[追加] をクリックします。
    Linux ホストでは、アクセス権限はただちに追加されます。Windows ホストでは、アクセス権限は [OK] をクリックするまで追加されません。
  6. (オプション) アクセス権限を子オブジェクトに伝搬させないようにするには、新しいアクセス権限の隣の [伝播] チェック ボックスの選択を解除します。
    オブジェクトが共有またはリモートの仮想マシンであり、 [伝播] チェック ボックスの選択を解除した場合、ユーザーがホストに対して読み取り専用アクセスを持てることを確認する必要があります。 Workstation Pro を通じて仮想マシンにアクセスするには、仮想マシンを実行しているホストに対してユーザーが読み取り専用アクセスを持っている必要があります。
    伝播の設定はただちに適用されます。
  7. (Windows ホストのみ)[OK] をクリックしてアクセス権限を追加します。