Linux 仮想マシンでディスプレイのサイズを変更する際には、いくつかの点に注意する必要があります。
- 5.5 より前のバージョンの VMware Tools を使用している仮想マシンがサスペンドされているとき、ディスプレイのサイズを変更するには、仮想マシンをパワーオフし、再度パワーオンする必要があります。ゲスト OS を再起動しただけでは不十分です。
- サイズ変更オプションを使用するには、ゲスト OS で、VMware Tools を最新バージョンにアップデートする必要があります。
- [ゲストをウィンドウに合わせる] と [ゲストをウィンドウに今すぐ合わせる] オプションを使用するには、ゲスト OS で VMware Tools が実行されていなければなりません。
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サイズ変更に関して物理ホスト システムに課される X11 Window システムの制限は、ゲスト OS にも適用されます。
- 定義されていないモードにサイズ変更を行うことはできません。VMware Tools 構成スクリプトでは多くのモード ラインを追加できますが、Windows のように 1 ピクセル単位でサイズを変更することはできません。VMware Tools は 100 ピクセル単位のモード ラインを追加します。つまり、X11 構成ファイルで定義された最大モードを超えるサイズにゲストのディスプレイを変更することはできません。最大モードを超えるサイズにゲストのディスプレイを変更しようとすると、黒枠が表示され、ゲスト OS のサイズ拡大が停止します。
- X サーバは常に、定義されている最大の解像度で開始し、XDM/KDM/GDM のログイン画面は常に最大のサイズで表示されますが、Gnome と KDE では解像度を指定することができるので、ログインの後にゲストのディスプレイを縮小することができます。