Windows 10、バージョン 1803 以降のホストでの Workstation Pro では、Linux 仮想マシンで SSH サービスを有効にしているときに、仮想マシンへのクイック SSH ログインを構成することができます。この設定により、ホストから仮想マシンのライブラリの Linux 仮想マシンへの SSH ログインが可能になります。仮想マシンは、ホストで稼動していても、Workstation Pro、VMware ESXi、または VMware vCenter Server を実行しているリモート サーバで稼動していてもかまいません。

SSH ログインを設定することで、今すぐ、または必要なときにいつでも、Linux 仮想マシンへの簡単で安全な SSH アクセスを自分自身で提供することができます。次に、ターミナル ウィンドウを使用して Linux 仮想マシンにアクセスします。ファイルの表示、データの転送、Linux オペレーティング システムでの使用可能なコマンドの実行を行うことができます。

前提条件

  • Linux 仮想マシンで SSH がまだ有効でない場合は、有効にします。それぞれの Linux オペレーティング システムの手順を参照してください。
  • Linux 仮想マシンを仮想マシンのライブラリにまだ追加していない場合は、追加します。

    ホストまたはサポートされているリモート サーバに常駐する仮想マシンを追加できます。

  • Linux 仮想マシンをまだ起動していない場合は、起動します。

手順

  1. Linux 仮想マシンを選択し、[仮想マシン] > [SSH] > [SSH に接続] の順に選択します。
  2. フォームを完成させて、[接続] をクリックします。
    オプション 説明
    [ユーザー名] 仮想マシンのユーザー名を入力します。
    [ポート]

    デフォルトの SSH サービス ポート番号である 22 が、設定している Linux 仮想マシンの正しいポート番号でない場合は、正しいポート番号を入力します。

    [オプション] このテキスト ボックスを使用して、SSH クライアントに渡す追加のパラメータを指定できます。たとえば、パスワードなしで仮想マシンにログインするための SSH キーのペアを作成した場合は、ここで入力できます。
    ホストのデスクトップで、ターミナル ウィンドウが開きます。
  3. 仮想マシンのパスワードを入力します。
    SSH が仮想マシンに接続します。最初の接続時に、 Workstation Pro は今後の接続のために接続情報を自動的に保存します。

結果

これで、Linux 仮想マシンへのコマンドライン アクセスを利用できるようになります。

次のタスク

今後は、ホストから Linux 仮想マシンへの SSH 接続を開くには、Workstation Pro の仮想マシン ライブラリで、Linux 仮想マシンを選択して [仮想マシン] > [SSH] > [SSH への接続] の順に選択します。