Linux バンドル インストーラを実行して、Linux ホスト システムに Workstation Pro をインストールします。デフォルトでは、Workstation Pro がサイレント インストールされ、インストールの進行状況がターミナルに表示されます。Workstation Pro の初回起動時にダイアログ ボックスが表示され、EULA に同意して必要な設定を構成するように求められます。同時に、コンソールのピュア インストールもサポートされます。--console オプションでインストーラを実行すると、初回起動時のダイアログ ボックスが表示されずに、ターミナルで Workstation Pro をインストールして構成することができます。

リモート接続および仮想マシンの共有は、Workstation Pro のインストール時にデフォルトで有効になっています。リモート接続を有効にすると、リモート ホストに接続してリモート仮想マシンを実行できます。仮想マシンの共有を有効にすると、他の Workstation Pro インスタンスからリモートでアクセス可能な仮想マシンを作成できます。

共有仮想マシンは、VMware Workstation Server (vmware-workstation-server)が管理する共有仮想マシン ディレクトリに格納されます。リモート ユーザーは、ホスト システムの HTTPS ポート 443 を介して VMware Workstation Server に接続されます。

インストール時に共有仮想マシン ディレクトリを変更したり、他のポートを選択したりするには、--custom オプションを指定する必要があります。Workstation Pro のインストール後に共有 VMs Workstation Pro 環境設定を変更することにより、共有仮想マシン ディレクトリの変更、別のポートの選択、リモート接続および仮想マシンの共有の無効化を実行できます。

前提条件

手順

  1. Workstation Pro を実行するときに使用するユーザー名でホスト システムにログインします。
  2. root に切り替えます。
    例: su root

    使用するコマンドは、Linux ディストリビューションおよび構成によって異なります。

  3. ディレクトリを Workstation Pro インストーラ ファイルが含まれるディレクトリに変更します。
  4. ホスト システムに対応する Workstation Pro インストーラを実行します。
    例: sh VMware-Workstation-xxxx-xxxxxxx.architecture.bundle [--option]
    xxxx-xxxxxxx はバージョン番号とビルド番号、 architecture は x86_64、 option はコマンド ライン オプションです。
  5. Open Virtualization Format(OVF)Tool のライセンス契約に同意します。
    --console オプションを使用する場合、または GUI ウィザードをサポートしないホスト システムに Workstation Pro をインストールする場合、Enter キーを押して使用許諾契約を最後までスクロールして確認するか、 q を入力して [yes/no] プロンプトにスキップします。
  6. プロンプトの指示に従って、インストールを完了します。

結果

Workstation Pro のインストール後、 vmware-workstation-server がホスト システム上で起動します。 Workstation Pro が起動したら、root ではなく、通常のユーザー名を使用してログインします。 vmware-workstation-server は、ホスト システムの再起動時に毎回起動します。