仮想マシンからファイルを削除しても、それらのファイルが占めていたディスク領域がすぐにホスト システムに戻されるわけではありません。仮想ディスクにこのような空き領域がある場合は、[ディスクのクリーンアップ] コマンドを使用してその領域を Microsoft Windows ホスト上のハード ドライブへ戻すことができます。.
[ディスクのクリーンアップ] コマンドは、Workstation Pro の仮想マシン設定の [圧縮] コマンド、および VMware Tools が提供する [圧縮] コマンドに似ています。[ディスクのクリーンアップ] コマンドのメリットは次のとおりです:
- [ディスクのクリーンアップ] コマンドは、スナップショットを持つ仮想マシン、あるいはリンク クローンやリンク クローンの親である仮想マシンに使用することができます。
- [ディスクのクリーンアップ] コマンドでは、[圧縮] コマンドよりも多くのディスク領域が解放されます。
[ディスクのクリーンアップ] コマンドでは、ゲスト OS が Windows XP 以降であり、Workstation 8 以降に互換性のある VMware Tools がインストールされている場合に、仮想マシンの現状、パワーオフ状態のスナップショット、およびパワーオンのスナップショットからディスク領域が解放されます。
- [ディスクの最適化] コマンドおよび VMware Tools が提供する [圧縮] コマンドとは異なり、[ディスクのクリーンアップ] コマンドでは、ホスト上の追加のディスク領域が不要です。[ディスクのクリーンアップ] コマンドは、仮想ディスク(.vmdk)ファイル上で直接動作します。
注: このコマンドは、共有またはリモートの仮想マシンには使用できません。
前提条件
- Windows ホストを使用していること、およびゲスト OS が NTFS を使用していることを確認します。(NTFS は、Windows XP 以降のオペレーティング システムで標準です。)この機能は、すべての NTFS ハード ディスク上で動作しますが、オペレーティング システムが Windows XP 以降の場合は、より多くのディスク領域が解放されます。
- 仮想マシンをシャットダウンまたはパワーオフしてください。仮想マシンがパワーオンまたはサスペンド状態のときは、このコマンドを使用できません。