Workstation Pro をインストールする前に Linux ホスト システムで DHCP サーバ (dhcpd) ユーティリティが実行されていた場合、ホストオンリー ネットワークの構成時に、新しく追加されたネットワーク インターフェイス vmnet1 が up となり、利用可能になったことがユーティリティにより検出された可能性があります。
一部の dhcpd の実装は、構成ファイルにこのインターフェイス用のサブネットの指定がなければ異常終了します。これは、dhcpd がインターフェイスを介して受信したメッセージに応答しないように設定されていても発生する可能性があります。
最適な解決方法は、dhcpd 構成ファイルにsubnet net.0 netmask 255.255.255.0 {} の形式の行を追加することです。net は、ホストオンリー ネットワークに割り当てられたネットワーク番号(例: 192.168.0)です。構成ファイルのこの行は、dhcpd にホストオンリー ネットワークに関する情報を提供し、そのネットワークから送信される dhcpd リクエストに応答しないように明示的に指示します。
もう 1 つの対処法として、プログラムの起動時に毎回、dhcpd がモニタするネットワーク インターフェイスのセットを明示的に指定する方法もあります。たとえば、ホスト システムにイーサネット インターフェイス (eth0) が 1 つだけある場合、dhcpd を起動するたびに、次のようにコマンド ラインにインターフェイスを指定します。
dhcpd eth0
この解決方法によって、dhcpd がすべての利用可能なネットワーク インターフェイスを検索することを防止できます。
ご使用の DHCP サーバ プログラムでこれらの解決策が機能しない場合は、プログラムのバージョンが古い可能性があるので、最新バージョンにアップグレードしてみてください。DHCP サーバ プログラムは、Internet Systems Consortium (ISC) Web サイトから入手できます。