スナップショットを作成すると、ある特定の時点での仮想マシンの状態が保存され、仮想マシンは実行を続けます。スナップショットを作成すると、繰り返し同じ状態に戻ることができます。スナップショットは、仮想マシンがオン、オフ、サスペンドのいずれの状態でも作成可能です。
仮想マシン内のアプリケーションが他のコンピュータ、特に実稼働環境にあるコンピュータと通信を行っているときには、スナップショットを作成しないようにしてください。たとえば、仮想マシンがネットワーク上のサーバからファイルをダウンロードしているときにスナップショットを作成すると、スナップショットを作成した後も、仮想マシンはファイルのダウンロードを続けます。その結果、そのスナップショットに戻った場合、仮想マシンとサーバ間の通信は混乱しファイルの転送は失敗します。
注: Workstation 4 の仮想マシンでは、複数のスナップショットをサポートしていません。複数のスナップショットを作成するには、仮想マシンを Workstation 7.x 以降にアップグレードする必要があります。
前提条件
- 物理ディスクを使用するように仮想マシンが構成されていないことを確認します。物理ディスクを使用する仮想マシンのスナップショットは作成できません。
- 仮想マシンの起動時に、仮想マシンをサスペンド、パワーオン、またはパワーオフ状態に戻すときは、スナップショットを作成する前にその状態である必要があります。スナップショットに戻ったときに、仮想マシンのメモリ、設定、仮想ディスクがすべてスナップショット作成時の状態に戻ります。
- サスペンド操作を完了します。
- 仮想マシンが別のコンピュータと通信していないことを確認します。
- パフォーマンスを高めるには、ゲスト OS ドライブを最適化します。
- 仮想マシンが使用する複数のディスクのディスク モードが異なっている場合は、仮想マシンをパワーオフします。たとえば、独立ディスクを必要とする構成では、スナップショットを作成する前に仮想マシンをパワーオフしてください。
- 仮想マシンが Workstation 4 で作成されている場合は、既存のスナップショットを削除するか、または仮想マシンを Workstaion 5.x 以降にアップグレードします。