仮想マシンを使用する複雑なテスト用ネットワークを構築する場合、2 つの独立したホストオンリー ネットワークを構成し、その間にルータを設定することができます。

ホスト システムまたは独自の仮想マシンでルータ ソフトウェアを実行できます。いずれの場合も、ホストオンリー ネットワークが 2 つ必要です。

単純な構成では、ホストオンリー ネットワークごとに 1 台の仮想マシンを構成します。より複雑な構成では、仮想マシンとホストオンリー ネットワークをさらに追加できます。

前提条件

2 番目のホストオンリー ネットワークの作成Windows および Linux ホスト システムの場合、1 番目のホストオンリー ネットワーク (VMnet1) は Workstation Pro のインストール時に自動で設定されます。ホストオンリー ネットワークの追加を参照してください。

手順

  1. 1 番目のホストオンリー ネットワークへの接続を設定します。
    1. 仮想マシンを選択して、[VM] > [設定] を選択します。
    2. [ハードウェア] タブで [ネットワーク アダプタ] を選択します。
    3. [ホストオンリー] を選択して、デフォルトのホストオンリー ネットワーク (VMnet1) に接続します。
  2. 2 番目のホストオンリー ネットワークへの接続を設定します。
    1. 仮想マシンを選択して、[VM] > [設定] を選択します。
    2. [ハードウェア] タブで [ネットワーク アダプタ] を選択します。
    3. [カスタム] を選択し、ドロップダウン メニューからカスタムのホストオンリー ネットワークを選択します。
  3. (オプション) 仮想マシン上でルータ ソフトウェアを実行するには、2 つのホストオンリー ネットワークに接続する 3 台目の仮想マシンを設定します。
    1. 仮想マシンを選択して、[VM] > [設定] を選択します。
    2. [ハードウェア] タブで [ネットワーク アダプタ] を選択します。
    3. [ホストオンリー] を選択します。
      アダプタは、デフォルトのホストオンリー インターフェイス (VMnet1) に接続されます。
    4. 2 番目のネットワーク アダプタを選択し、[カスタム] を選択して、ドロップダウン メニューからカスタムのホストオンリー ネットワークを選択します。
  4. VMware DHCP サーバ サービスを停止します。
    オプション 説明
    Windows ホスト services.msc コマンドを使用して [サービス] コンソールを開き、VMware DHCP サービスを停止します。
    Linux ホスト killall -TERM vmnet-dhcpd コマンドを使用して、vmnet-dhcpd サービスを停止します。
  5. ホスト システムまたは 3 台目の仮想マシンにルータ ソフトウェアをインストールします(ご使用の方法によって異なります)。
  6. 最初の 2 台の仮想マシンにネットワークを構成し、該当するホストオンリー ネットワーク上のアドレスを使用するように設定します。
    オプション 説明
    Windows ホスト ipconfig /all コマンドを使用して、各ホストオンリー ネットワークが使用している IP アドレスを確認します。
    Linux ホスト ifconfig コマンドを使用して、各ホストオンリー ネットワークが使用している IP アドレスを確認します。
  7. IP アドレスを割り当てます。
    オプション 説明
    ルータ ソフトウェアがホスト システムにある ホスト コンピュータ上のホストオンリー アダプタのアドレスに基づいてデフォルトのルータ アドレスを割り当てます。1 台目の仮想マシンでは、デフォルトのルータ アドレスは VMnet1 に接続されているホストオンリー アダプタの IP アドレスです。2 台目の仮想マシンでは、デフォルトのルータ アドレスは VMnet2 に接続されているホストオンリー アダプタの IP アドレスです。
    ルータ ソフトウェアが 3 台目の仮想マシンにある 3 台目の仮想マシンのアドレスに基づいて最初の 2 台の仮想マシンのデフォルトのルータ アドレスを設定します。1 台目の仮想マシンのデフォルトのルータ アドレスは、3 台目の仮想マシンの VMnet1 に接続されているネットワーク アダプタの IP アドレスです。2 台目の仮想マシンのデフォルトのルータ アドレスは、3 台目の仮想マシンの VMnet2 に接続されているネットワーク アダプタの IP アドレスです。
  8. 1 台目と 2 台目の仮想マシンからルータ マシンに ping を実行します。
    ルータ ソフトウェアが正しく設定されていれば、1 台目と 2 台目の仮想マシン間で通信できます。