[新規仮想マシン] ウィザードでカスタム構成を選択すると、I/O コントローラ タイプを選択するよう求めるプロンプトが表示されます。Workstation Pro は、ゲスト OS に最適な SCSI コントローラで仮想マシンを自動的に構成しますが、このコントローラは変更することができます。

Workstation Pro は仮想マシンに IDE コントローラおよび SCSI コントローラをインストールします。一部のゲスト OS は SATA コントローラをサポートしています。IDE コントローラは常に ATAPI です。SCSI コントローラの場合は、BusLogic、LSI Logic、LSI Logic SAS、または VMware 準仮想化 (PVSCSI) アダプタを選択できます。ESX ホスト上にリモート仮想マシンを作成する場合、VMware 準仮想化 SCSI アダプタも選択できます。

BusLogic および LSI Logic アダプタはパラレル インターフェイスです。LSI Logic SAS アダプタはシリアル インターフェイスです。LSI Logic アダプタの性能は向上しており、標準の SCSI デバイスを使用する場合は、こちらのアダプタの方がスムーズに動作します。さらに、LSI Logic アダプタは ESX Server 2.0 以降とも互換性があります。

PVSCSI アダプタは、スループットが高く CPU 利用率が低い高性能なストレージ アダプタです。SAN 環境のようにハードウェアやアプリケーションが大量の I/O スループットを必要とする環境に最適です。PVSCSI アダプタは DAS 環境には適していません。

注: どの SCSI コントローラを使うかは、仮想ディスクを IDE、SCSI または SATA のディスクにするかを決める上で影響はありません。

Windows XP などの一部のゲスト OS には、LSI Logic や LSI Logic SAS アダプタ用のドライバが含まれていません。LSI Logic 社の Web サイトからドライバをダウンロードする必要があります。LSI Logic 社の Web サイトで Mylex (BusLogic) 互換のホスト バス アダプタ用ドライバを見つけるには、サポート ページをモデル番号で検索します。たとえば、BT/KT-958 ドライバの場合、958 で検索します。

VMware 準仮想化 SCSI (PVSCSI) アダプタの選択

[Windows 仮想マシン内:]

Windows ISO には、VMware 準仮想化 SCSI (PVSCSI) アダプタ用のドライバが含まれていないので、次の手順を実行してください。
  1. フロッピー ドライブを追加し、Windows ホスト上の C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Workstation\Resources\*.flp フォルダからドライバ ファイルを選択します。

    Linux ホストで Windows 仮想マシンを実行している場合、デフォルトでは、ドライバは /usr/lib/vmware/resources フォルダに保存されます。

  2. Windows のセットアップ中に、[ドライバの読み込み] > [参照] を選択して、PVSCSI アダプタのドライバ ファイルを選択します。

[Linux 仮想マシン内:]

Linux ディストリビューションには、PVSCSI ドライバがすでに含まれています。

ドライバ サポートの詳細については、『VMware ゲスト OS インストール ガイド』を参照してください。ゲスト OS のサポート情報、既知の問題、および SATA のサポートについては、VMware の Web サイトで入手可能な『VMware 互換性ガイド』を参照してください。