Workstation Pro では、Sound Blaster AudioPCI および Intel High-Definition Audio Specification と互換性のあるサウンド デバイスを使用できます。Workstation Pro のサウンド デバイスはデフォルトでは有効に設定されています。

Workstation Pro は、サポート対象のすべての Windows および Linux ゲスト OS でサウンドをサポートします。

サウンドとして、PCM(パルス コード モジュレーション)入出力がサポートされています。.wav ファイル、MP3 オーディオ、Real Media オーディオを再生できます。Windows ゲスト OS での MIDI 出力は Windows ソフトウェア シンセサイザによってサポートされます。MIDI 入力はサポートされません。また、Linux ゲスト OS では MIDI はまったくサポートされません。

Windows XP、Windows Vista、Windows 7、および最近のほとんどの Linux ディストリビューションでは、サウンド デバイスを検出し、それに適したドライバをインストールします。

Workstation 7.x 以前の仮想マシンでは、VMware Tools に含まれる vmaudio ドライバが 64 ビットの Windows XP、Windows 2003、Windows Vista、Windows 2008、および Windows 7 の各ゲスト OS と、32 ビットの Windows 2003、Windows Vista、Windows 2008、および Windows 7 の各ゲスト OS にインストールされます。

Workstation 8.x 以降の仮想マシンでは、64 ビットおよび 32 ビットの両方の Windows Vista と Windows 7 ゲスト OS、またそれぞれのサーバのゲスト OS で High-Definition Audio(HD Audio)デバイスがデフォルトで提示されます。HD Audio のドライバは、VMware Tools の一部としてではなく、Windows によって提供されます。

Linux ホスト システム では、Workstation 7.x 以降で Advanced Linux Sound Architecture(ALSA)がサポートされます。以前のバージョンの Workstation は、Linux ホスト システムで実行する仮想マシンでのサウンドのプレイバックとレコーディングに Open Sound System(OSS)インターフェイスを使用します。OSS と異なり、ALSA はサウンド デバイスへの排他的アクセスが必要ありません。ホスト システムと複数の仮想マシンが同時にサウンドを再生できます。