ホスト システムで物理ディスクまたは未使用のパーティションを使用するように仮想マシンを構成する前に、特定のタスクを実行する必要があります。
[新規仮想マシン] ウィザードを実行して新しい仮想マシンに物理ディスクを追加する前、および既存の仮想マシンに物理ディスクを追加する前に、次のタスクを実行する必要があります。
手順
- パーティションがホストからマウントされている、または別の仮想マシンから使用されている場合、マウントを解除します。
ホストがそのオペレーティング システムを実行し続けている間に、仮想マシンとゲスト OS は物理ディスク パーティションにアクセスします。ホストのオペレーティング システムで同時にマウントされるパーティションを仮想マシンが変更できるように設定すると、そのパーティションが破損してしまう可能性があります。
オプション 説明 パーティションが Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 R2 ホストにマップされている - [スタート] > [設定] > [コントロール パネル] > [管理ツール] > [コンピュータの管理] > [記憶域] > [ディスクの管理] を選択します。
- パーティションを選択し、[操作] > [すべてのタスク] > [ドライブ文字とパスの変更] を選択します。
- [削除] をクリックします。
パーティションが Windows 7、Windows 8 または Windows 10 ホストにマップされている - [スタート] > [コントロール パネル] を選択します。
- メニュー バーで、[コントロール パネル] の横の矢印をクリックします。
- ドロップダウン メニューから、[コントロール パネルのすべての項目] > [管理ツール] > [コンピュータの管理] > [記憶域] > [ディスクの管理(ローカル)] を選択します。
- パーティションを右クリックし、[ドライブ文字とパスの変更] を選択します。
- [削除] をクリックし、[OK] をクリックします。
- インストールするゲスト OS のドキュメントに目を通して、インストールできるパーティションの種類を確認します。
Windows 7 ホストでは、システム パーティション、またはシステム パーティションを含む物理ディスクを仮想マシンで使用することはできません。Linux などのその他のオペレーティング システムは、ドライブのあらゆる場所のプライマリや拡張パーティションにインストールできます。
- 物理パーティションまたはディスクに後で必要となるデータが含まれる場合、データをバックアップします。
- 物理ディスク構成で Windows ホストの IDE ディスクを使用する場合、セカンダリ IDE チャネルのマスターが CD-ROM ドライブであれば、そのディスクがセカンダリ IDE チャネルのスレーブとして構成されていないことを確認します。
- Linux ホストの場合は、デバイス グループのメンバーシップまたはデバイスの使用権を適切に設定してください。
- Workstation Pro を実行するユーザーが、マスター物理ディスク デバイスに対して読み取り権および書き込み権があることを確認します。
ほとんどのディストリビューションでは、 /dev/hda(IDE 物理ディスク)や /dev/sdb(SCSI 物理ディスク)などの物理デバイスに disk というグループ ID が割り当てられています。この場合、 Workstation Pro のユーザーを「 disk」グループに追加することができます。別のオプションとして、デバイスの使用権を変更することも可能です。このオプションに関連するすべてのセキュリティ問題について検討します。
- Workstation Pro ユーザーに、オペレーティング システムやブート マネージャを含むすべての /dev/hd[abcd] 物理デバイスへのアクセス権を与えます。
パーミッションが正しく設定されている場合、 Workstation Pro の物理ディスク構成ファイルへのアクセスが制御されます。この信頼性により、オペレーティング システムの起動に必要な構成ファイルやその他のファイルに、ブート マネージャがアクセスできます。たとえば、LILO は、別のドライブにある Linux 以外のオペレーティング システムを起動する際、Linux パーティションにある /boot を読み取る必要があります。
- Workstation Pro を実行するユーザーが、マスター物理ディスク デバイスに対して読み取り権および書き込み権があることを確認します。