ゲートウェイ IP アドレスの変更、ポート転送の設定、NAT ネットワークの詳細設定を実行できます。

前提条件

  • Windows ホストの場合は、Administrator ユーザーとしてログインします。仮想ネットワーク エディタでネットワーク設定を変更できるのは Administrator ユーザーのみです。
  • Linux ホストの場合は、root としてログインします。仮想ネットワーク エディタを使うには、root のパスワードを入力する必要があります。

手順

  1. ホスト システム上で仮想ネットワーク エディタを起動します。
    オプション 説明
    Windows ホスト [編集] > [仮想ネットワーク エディタ] を選択します。
    Linux ホスト [アプリケーション] > [システム ツール] > [仮想ネットワーク エディタ] を選択します。お使いの Linux のバージョンによって、メニュー パスが異なる場合があります。コマンド ラインからコマンド vmware-netcfg を実行して仮想ネットワーク エディタを起動することもできます。
  2. NAT ネットワークを選択して、[NAT 設定] をクリックします。
    デフォルトでは、NAT デバイスは VMnet8 仮想スイッチに接続しています。設定できる NAT 仮想ネットワークは 1 つだけです。
    表 1. NAT 設定
    設定 説明
    [ゲートウェイ IP] 選択したネットワークのゲートウェイ IP アドレス。
    [ポートの転送] ポート転送用のポートを追加します。ポートの転送を使用すると、受信 TCP や受信 UDP のリクエストを、NAT デバイスがサービスを提供する仮想ネットワーク上の特定の仮想マシンに送信できます。
    ホストのポート
    受信 TCP ポートまたは受信 UDP ポートの番号。たとえば、受信 HTTP リクエストのポート番号は、通常は 80 です。
    仮想マシンの IP アドレス
    受信リクエストの転送先仮想マシンの IP アドレス。
    仮想マシンのポート
    指定した仮想マシン上のリクエストに使用するポート番号。これには、一般的なポート番号(たとえば、HTTP 向けには 80)を使用できます。また、仮想マシンで実行されるソフトウェアが特殊なポート上のリクエストを受信できるように構成されている場合は、そのようなポートを指定できます。
    説明
    (オプション)このテキスト ボックスを使用して、HTTP などの転送されるサービスを指定できます。

    既存のポートについて設定を変更するには、名前を選択して [プロパティ] をクリックします。

    [アクティブ FTP を許可する] NAT デバイスでパッシブ モードの FTP のみを許可します。
    [すべての OUI を許可する] 仮想マシンの MAC アドレスの OUI(Organizationally Unique Identifier)の部分を変更した後、仮想マシンで NAT を使用できなくなった場合は、この設定を選択します。
    [UDP タイムアウト(秒単位)] NAT の UDP マッピングを保持する時間(分単位)を選択します。
    [構成ポート] NAT に関するステータス情報にアクセスするために使用するポート。
    重要: この値は、当社のテクニカル サポートの指示がある場合にのみ変更してください。
    [IPv6 を有効にする] IPv6 アドレスを使用できるように NAT を有効化します。
    [IPv6 プレフィックス] IPv6 が有効な場合は、NAT デバイスが使用する IPv6 プレフィックスを入力します。
    [DNS 設定] (Windows ホストのみ)仮想 NAT デバイスが使用する DNS サーバを構成します。
    使用可能な DNS サーバを自動的に検出する
    使用可能な DNS サーバを検出するにはこのオプションを選択します。DNS サーバをリストに追加するには、このチェック ボックスの選択を解除し、 [優先 DNS サーバ] テキスト ボックスに優先 DNS サーバおよび代替 DNS サーバの IP アドレスを入力します。
    ポリシー
    複数の DNS サーバを使用する場合は、リクエストを送信するサーバを選択する方法を選択します。 [順番] 名前の順に DNS リクエストを 1 つずつ送信します。 [回転] DNS サーバをローテーションで切り替えながら、DNS リクエストを 1 つずつ送信します。 [バースト] 3 つのサーバに送信し、最初に応答するサーバを待ちます。
    タイムアウト時間(秒)
    NAT デバイスが DNS サーバに接続できない場合の試行時間を秒単位で選択します。
    再試行
    再試行の回数を選択します。
    [NetBios 設定] (Windows ホストのみ)NBNS (NetBIOS Name Service) および NBDS (NetBIOS Datagram Service) のタイムアウトと再試行の設定を選択します。