VMware Workstation Server は、自己署名証明書を生成します。この証明書は暗号化には有効ですが、実在性認証は提供しません。セキュリティを強化するには、デフォルトの証明書を民間の認証局(CA)が署名した証明書に置き換える必要があります。

前提条件

署名付き証明書を取得します。署名付き認証書を取得するには、CA の登録手順に従って証明書署名リクエスト(CSR)を作成し、CA に送信する必要があります。会社に関するいくつかの確認が完了したリクエストは、CA により署名され、プライベート キーを使用した暗号化が行われた後、認証証明書が送信されてきます。詳細については、CA が定める手順を参照してください。

手順

  1. ホスト システム上の VMware SSL 証明書ファイルに記述されたデフォルトの証明書テキストを、CA から入手した証明書テキストに置き換えます。
    証明書ファイルの場所は、ホスト OS によって異なります。
    オプション 証明書ファイル
    Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2、Windows 7、Windows 8、および Windows 10 ホスト C:\ProgramData\VMware\SSL\rui.crt
    注: SSL ディレクトリには、管理者権限のコマンド プロンプトからのみアクセスできます。
    Linux ホスト /etc/vmware/ssl/rui.crt
  2. ホスト システム上の VMware SSL キー ファイルに記述されたデフォルトのプライベート キー テキストを、CA から取得したプライベート キー テキストに置き換えます。
    キー ファイルの場所は、ホスト OS によって異なります。
    オプション 証明書ファイル
    Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2、Windows 7、Windows 8、および Windows 10 ホスト C:\ProgramData\VMware\SSL\rui.key
    注: SSL ディレクトリには、管理者権限のコマンド プロンプトからのみアクセスできます。
    Linux ホスト /etc/vmware/ssl/rui.key
  3. ホスト システムを再起動します。
    VMware Workstation Server サービスが再起動され、新しい証明書の使用が開始されます。