VMware Workstation 15.5.5 Pro | 2020 年 5 月 28 日 | ビルド 16285975 |
リリース ノートの概要
VMware Workstation Pro について
VMware Workstation Pro™ では、技術者が複数の x86 ベースの Windows、Linux、および他のオペレーティング システムを同じ PC で同時に実行してソフトウェアを開発、テスト、デモ、および導入できます。
仮想マシンが個人用 PC またはプライベート エンタープライズ クラウドのどちらにあっても、仮想マシンでサーバ、デスクトップ、およびタブレット環境を複製し、複数のプロセッサ コア、数 GB のメイン メモリとグラフィック メモリを各仮想マシンに割り当てることができます。
詳細については、VMware Workstation Pro のドキュメントを参照してください。
新機能
このリリースの VMware Workstation Pro は、すべての VMware Workstation 15 Pro ユーザーに無償で提供されるアップグレードです。次の更新が含まれています。
- Windows 10 ホスト VBS のサポート: VMware Workstation 15.5.5 は、Hyper-V 機能(仮想化ベースのセキュリティなど)が有効になっている Windows ホストで実行するようになりました。
以下に、Hyper-V を有効にしたホストで VMware Workstation を実行するための最小要件を示します。CPU 要件:
- Intel Sandy Bridge 以降の CPU
- AMD Bulldozer 以降の CPU
サポートされるホスト OS:
- Windows 10 20H1 ビルド 19041.264 以降
- 新しいゲスト OS のサポート:
- Windows 10 20H1
- Ubuntu 20.04
- Fedora 32
- 新しいホスト OS のサポート:
- Windows 10 20H1
- Ubuntu 20.04
VMware Workstation 15.5.5 Pro には、パフォーマンスの向上、バグ修正、およびセキュリティ アップデートも含まれています。
以前のリリース
以前にリリースされた VMware Workstation 15 Pro の機能と既知の問題は、各リリース ノートに記載されています。以前のリリースのリリース ノートを表示するには、次の該当するリンクをクリックします。
- VMware Workstation 15.5.2 Pro
- VMware Workstation 15.5.1 Pro
- VMware Workstation 15.5 Pro
- VMware Workstation 15.1 Pro
- VMware Workstation 15.0.4 Pro
- VMware Workstation 15.0.3 Pro
- VMware Workstation 15.0.2 Pro
- VMware Workstation 15.0.1 Pro
- VMware Workstation 15 Pro
解決した問題
- 仮想マシンをシャットダウンすると、共有 USB Yubikey ドライバが異常終了し、ダンプ ファイルが生成される
仮想マシンをシャットダウンすると、共有 USB Yubikey ドライバで ABEND(タスクの異常終了)が発生し、ログとダンプ ファイルが生成されます。この問題は、再起動または強制シャットダウンでは発生しません。
この問題は解決されました。
- USB デバイスを仮想マシンに接続しようとすると、メッセージなしで Windows オペレーティング システムが動作を停止する
一部の USB デバイスを仮想マシンに接続すると、Windows オペレーティング システムがメッセージなしで動作を停止し、フリーズします。
この問題は解決されました。
- 仮想ネットワーク名がマルチバイト文字をサポートしない
仮想ネットワーク エディタで、仮想ネットワーク名にマルチバイト文字を使用すると、Workstation および仮想ネットワーク エディタのユーザー インターフェイスがクラッシュし、起動できなくなります。
この問題は解決されました。
既知の問題
- VMware Workstation 15.5.5 のインストールが、SHA-2 コード署名をサポートしていない Windows ホストで失敗する
Windows ホストへの Workstation のインストールがエラーで失敗し、変更がロールバックされます。
Microsoft では、SHA-2 アルゴリズムを使用するように Windows ドライバの署名を変更しています。2019 年 9 月以降、SHA-2 コード署名をサポートしないレガシーの Windows システムでは、ドライバの署名の検証に失敗します。対処法はありません。詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/78655 を参照してください。
- ブリッジ タイプのネットワーク接続がある仮想マシンが、そのネットワークをホストの物理ネットワーク アダプタにバインドしない
デフォルトでは、Workstation のブリッジ ネットワークは、バインドするホストのネットワーク アダプターを自動的に選択します。ホスト システムに仮想ネットワーク アダプタ(例:Microsoft ループバック アダプタ、Hyper-V 仮想イーサネット アダプタなど)がある場合、ブリッジ ネットワークが物理ネットワーク アダプタではなくこれらの仮想ネットワーク アダプタにバインドすることがあります。
次の手順を実行して、自動バインドを無効にし、物理ネットワーク アダプタをブリッジ ネットワークに割り当てます。
- [Workstation UI] > [編集] > [仮想ネットワーク エディタ] に移動して、[仮想ネットワーク エディタ] を開きます。
- [設定の変更] をクリックし [VMnet0] を選択します。
- [ブリッジ先] ドロップダウン リストで [自動] の代わりに物理ネットワーク アダプタの名前を選択します。
- [OK] をクリックして保存します。
- ゲスト VBS 機能が、ホスト VBS モードでサポートされない
ホスト VBS モード環境では、Win10 仮想マシンで [仮想マシンの設定] > [オプション] > [詳細] > [有効な VBS サポート] に移動して [ゲスト VBS 機能] を有効にすると、仮想マシンのパワーオンに失敗し、「VMware Workstation は、このホストでネストされた仮想化をサポートしていません」というエラーが表示されます。
対処法はありません。