ホストとゲストの間でのファイル共有がゲストのページ キャッシュに統合されました。共有フォルダ内のファイルが読み取り用にキャッシュされ、このファイルに非同期で書き込むことができます。

ただし、ゲストから頻繁に書き込みが行われているファイルでは、読み取りキャッシュによるメリットは期待できません。パフォーマンスを向上させるためには、mount コマンドに ttl(存続時間)オプションを指定します。このオプションは、ホスト/ゲスト ファイル システム(hgfs)のドライバがファイル属性を検証する時間間隔を指定するものです。

たとえば、デフォルトの 1 秒ごとではなく、3 秒ごとに属性の検証を行うには、次のコマンドを使用します。

mount -o ttl=3 -t vmhgfs .host:/sharemountpoint
注: この時間間隔を大きくすると、問題が起きることがあります。ホスト内のプロセスでファイルの属性が変更された場合に、ゲスト OS がその変更を迅速に認識することができず、ファイルが破損することがあります。