仮想マシンで 3D グラフィックス アクセラレーションを使用するには、Windows または Linux ホスト システム上で準備を整える必要があります。

前提条件

  • Windows ホストについては、DirectX 9、DirectX 10、DirectX 10.1 または DirectX 11 をサポートするビデオ カード、および使用される DirectX のバージョンに必要となる最新の DirectX ランタイムをホストが使用していることを確認します。
  • Linux ホストについては、OpenGL 2.0 アクセラレーション(DirectX 9 を使用する場合)、OpenGL 3.3 アクセラレーション(DirectX 10、DirectX 10.1 を使用する場合)、または OpenGL 4.5 アクセラレーション(DirectX 11 を使用する場合)をサポートするビデオ カードをホストが使用していることを確認します。

    Windows および Linux 用の VMware ゲスト OS OpenGL ドライバは、OpenGL 3.3 および OpenGL 4.1 コア プロファイルのみをサポートします。互換性プロファイルはサポートされません。

    注: Workstation 16.2.0 Pro の環境では、Intel、Nvidia、または AMD GPU を搭載した Linux ホストで Vulkan レンダラを使用できます。Vulkan レンダラは、ゲストの Direct3D 11(以前)および OpenGL 4.1(以前)のサポートを提供します。
    Workstation 16.2.0 Pro の場合、Vulkan レンダラのサポートは次の GPU に制限されます。
    • Intel Skylake 以降の GPU(Kaby Lake および Ice Lake など)
    • AMD RDNA/NAVI14 以降の GPU(Radeon RX/Pro 5300 および 5500 シリーズなど)
      注: 現在、AMD GPU の場合は AMDVLK ドライバを使用します。AMDVLK ドライバはここからダウンロードできます: https://github.com/GPUOpen-Drivers/AMDVLK/releases
    • Nvidia Turing 以降の GPU(RTX シリーズなど)
      注: Turing より前の GPU の場合、Workstation はレガシーの OpenGL レンダラを使用します。

手順

  1. ホスト システムのビデオ ドライバを最新バージョンにアップグレードします。
    ATI Graphics ドライバは、AMD 社の Web サイトから入手できます。NVIDIA ドライバは、NVIDIA 社の Web サイトから入手できます。Intel ドライバは、Intel 社の Web サイトから入手できます。
  2. Windows ホスト システムを稼働している場合は、[ハードウェア アクセラレータ] のスライダを [最大] 位置に移動します。
    オプション 説明
    Windows 7、Windows 8、および Windows 10 デスクトップを右クリックし、[パーソナル化] > [画面の解像度] > [詳細設定] > [トラブルシューティング] > [設定の変更] を選択します。
  3. Linux ホスト システムを稼働している場合は、コマンドを実行してホストの互換性をテストします。
    1. 直接レンダリングが有効化されていることを確認します。
      glxinfo | grep direct
    2. 3D アプリケーションが動作することを確認します。
      glxgears