仮想マシンをパワーオンしたとき、パワーオフしたとき、閉じたときの動作を構成できます。パワー コントロールの動作を構成し、ライブラリで仮想マシンを右クリックしたときに、コンテキスト メニューにどのパワー オプションを表示させるかを指定できます。

各パワー コントロールに対してソフト設定、またはハード設定を構成できます。ソフト設定ではゲスト OS に要求を送信すると、ゲスト OS が要求を無視する場合もあれば、デッドロック状態にあるゲストでは要求に反応できない場合もあります。ゲスト OS はハード パワー コントロールを無視できません。デフォルトでは、ハード パワー コントロール設定が構成されます。

パワー コントロール設定は [停止]、[サスペンド]、[開始]、および [リセット] ボタンの動作に影響します。ボタンの上にマウスを置くと、パワー コントロールに選択した動作がツールチップに表示されます。パワー コントロールの設定によって、コンテキスト メニューに表示されるパワー オプションも決まります。たとえば、起動時のコントロールにハード設定を選択した場合、ライブラリで仮想マシンを右クリックしたときに、[パワーオン] がコンテキスト メニューに表示されます。ソフト設定を選択すると、[ゲストの起動] が表示されます。

一部のゲスト OS は、シャットダウン信号や再起動信号に反応しません。お使いのオペレーティング システムが信号に反応しない場合は、ゲスト OS 内からシャットダウンまたは再起動を実行してください。

Linux ゲスト OS の仮想マシンの場合は、パワーオン時に X toolkit オプションを渡すことができます。詳細については、vmware コマンドについてを参照してください。

手順

  1. 仮想マシンを選択して、[VM] > [設定] を選択します。
  2. [オプション] タブで [パワー] を選択します。
  3. パワー オプションを選択します。
    注: これらのオプションは、共有仮想マシンやリモート仮想マシンに対して構成できません。
    オプション 説明
    [パワーオン後にフル スクリーン モードで起動]

    仮想マシンのウィンドウは、パワーオン後にフル スクリーン モードを開始します。

    [パワーオフまたはサスペンド後に閉じる]

    仮想マシン タブは、パワーオフまたはサスペンド後に閉じます。

    [バッテリ情報をゲストに報告]

    バッテリ情報がゲスト OS に報告されます。ノート型コンピュータ上でフル スクリーン モードで仮想マシンを実行する場合は、このオプションを使用することでバッテリ不足を確認できます。このオプションは、Workstation 6.x 以降の仮想マシンのみで使用できます。

  4. パワーオフ時のコントロール設定を選択します。
    オプション 説明
    [パワーオフ]

    (ハード オプション)Workstation Pro は、作業中の状態に関係なく仮想マシンを突然パワーオフします。

    [ゲストのシャットダウン]

    (ソフト オプション)Workstation Pro はゲスト OS にシャットダウン信号を送信します。信号を認識したオペレーティング システムは、安全にシャットダウンします。一部のゲスト OS は、Workstation Pro からのシャットダウン信号に反応しません。ゲスト OS が信号に反応しない場合は、物理マシンと同じようにゲスト OS でシャットダウンしてください。

  5. サスペンド時のコントロール設定を選択します。
    オプション 説明
    [サスペンド]

    (ハード オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンドし、ネットワークに接続したままにします。

    [ゲストをサスペンド]

    (ソフト オプション)Workstation Pro は仮想マシンをサスペンドし、ネットワークから切断します。VMware Tools は、ゲスト OS でスクリプトを実行します。Windows ゲストで、DHCP を使用するように仮想マシンを構成している場合は、このスクリプトによって仮想マシンの IP アドレスが解放されます。Linux、FreeBSD、および Solaris ゲストでは、このスクリプトによって仮想マシンのネットワーク通信が停止します。

  6. 起動時のコントロール設定を選択します。
    注: 起動時のコントロール設定は、共有仮想マシンやリモート仮想マシンに対して構成できません。
    オプション 説明
    [パワーオン]

    (ハード オプション)Workstation Pro は仮想マシンを起動します。

    [ゲストの起動 ]

    (ソフト オプション)Workstation Pro は仮想マシンを起動し、VMware Tools はゲスト OS でスクリプトを実行します。Windows ゲストで、DHCP を使用するように仮想マシンを構成している場合は、このスクリプトによって仮想マシンの IP アドレスが更新されます。Linux、FreeBSD、Solaris ゲストでは、このスクリプトによって仮想マシンのネットワーク通信が開始します。

  7. リセット時のコントロール設定を選択します。
    オプション 説明
    [リセット]

    (ハード オプション)Workstation Proは、作業中の状態に関係なく仮想マシンを突然リセットします。

    [ゲストの再起動]

    (ソフト オプション)Workstation Pro はゲスト OS を安全にシャットダウンし、再起動します。仮想マシンをシャット ダウンする前と起動するときに VMware Tools はスクリプトを実行します。

  8. [OK] をクリックして、変更内容を保存します。