仮想マシンのモニタの解像度設定を指定したり、複数のモニタを構成したり、グラフィックス アクセラレーション機能を選択できます。複数モニタ機能は、仮想マシンがフル スクリーン モードのときに使用できます。

Windows ゲストの場合、 DirectX 9 グラフィックス アクセラレーションを使用するには、ゲスト OS システムが Windows XP 以降である必要があります。DirectX 10 グラフィックス アクセラレーションを使用するには、ゲスト OS が Windows Vista 以降である必要があります。DirectX 10.1 または DirectX 11 グラフィックス アクセラレーションを使用するには、ゲスト OS が Windows 7 以降である必要があります。

前提条件

  • 最新バージョンの VMware Tools がゲスト OS にインストールされていることを確認します。
  • 仮想マシンのゲスト OS が、Windows XP 以降または Linux であることを確認してください。
  • DirectX 9、DirectX 10、DirectX 10.1 または DirectX 11 グラフィックス アクセラレーションを使用する場合は、ホスト システム側で準備します。3D グラフィックス アクセラレーションを使用するためのホスト システムの準備を参照してください。
  • ゲスト OS が Windows 7 以降で、Workstation Pro によって仮想マシンのユーザー インターフェイスのサイズが自動的に調整されるようにする場合は、ゲスト内の VMware Tools を最新バージョンに更新します。
  • Windows 8.1 (Update 2) または Windows 10 を使用している場合、Workstation Pro は各モニタの DPI を検出し、ホストの DPI に一致するように仮想マシンのディスプレイを調節します。

手順

  1. 仮想マシンを選択して、[VM] > [設定] を選択します。
  2. [ハードウェア] タブで [ディスプレイ] を選択します。
  3. (オプション) DirectX 9、DirectX 10、DirectX 10.1 または DirectX 11 グラフィックス アクセラレーションを使用したアプリケーションを実行する場合は、[3D グラフィックのアクセラレーション] を選択します。
  4. ホストの設定でモニタの数を決めるかどうかを指定します。
    オプション 説明
    [モニタでホストの設定を使用]

    この設定を選択すると、SVGA ドライバは境界ボックスの最大幅に 7680、最大高さに 4320 を使用します。仮想マシンは、ホスト システムのモニタ数を使用します。ゲスト モニタは、SVGA ドライバが使用する最大境界ボックス (7680 x 4320) を超えることはできません。ほとんどの場合、この設定を選択することをお勧めします。

    [モニタ設定を指定]

    ホスト システムのモニタ数に関係なく、仮想マシンが識別するモニタ数を設定します。この設定は、複数モニタのホスト システムを使用し、モニタが 1 台のみの仮想マシンのテストが必要な場合に便利です。また、仮想マシンで複数モニタのアプリケーションを開発していて、ホスト システムのモニタが 1 台のみの場合にも便利です。仮想マシンをパワーオンすると、ゲスト OS では指定したモニタ数が識別されるようになります。リストから解像度を選択します。または、 x 高さ の形式で設定を入力します。高さ の単位はピクセル数です。

    注: リモート仮想マシンには解像度設定は構成できません。
  5. (オプション) ドロップダウン メニューを使用して、グラフィックス メモリに使用できるゲストの最大メモリを選択します。ビデオ メモリのデフォルト設定はゲスト OS によって異なります。
    ゲスト OS デフォルト HW バージョン
    Windows 7 以降 1 GB HW-v18 以前
    Windows XP 以前 512 MB HW-v18 以前
    Linux 768 MB HW-v18 以前
    すべての OS タイプ 8 GB HW-v18 以降
    注: .vmx ファイルを手動で編集して仮想マシンのメモリ サイズを変更した場合は、 .vmx ファイルに入力した値が [Custom] とラベル付けされて表示されます。
  6. (オプション) 利用可能なオプションに応じて、仮想マシンに対して表示の拡張を有効にするか、拡大縮小の縦横比を設定します。

    Workstation Pro では、選択したゲスト OS がサポートするオプションが表示されます。

    オプション ゲストのサポート 説明
    表示の拡張

    Windows 7 以降

    DPI の同期を有効にするには、[仮想マシンでユーザー インターフェイス サイズを自動的に調整] を選択します。
    表示の拡張、拡大縮小モード すべて 仮想マシンがフル スクリーン モードまたはウィンドウ モードのときに仮想マシンの表示を拡張できるようにするには、[拡大縮小モード] を選択し、拡大縮小オプションのいずれかを選択します。
    • [拡大縮小の縦横比を保持]

      Workstation Pro のウィンドウを調整するときに、仮想マシンの表示ではユーザー インターフェイスの縦横比が維持されます。

    • [自由に拡大縮小]

      Workstation Pro のウィンドウを調整するときに、仮想マシンの表示ではユーザー インターフェイスの縦横比を維持せずに、ユーザー インターフェイスを収容するように拡張します。

  7. [OK] をクリックして、変更内容を保存します。