VNC クライアントを使用して、実行中の仮想マシンに接続できます。VNC ソフトウェアは複数プラットフォーム間で使用できるので、異機種コンピュータ間で実行中の仮想マシンを使用できます。

VNC を使用して仮想マシンに接続する際、Workstation Pro が実行されている必要はありません。実行していなければならないのは仮想マシンのみです。バックグラウンドでの実行でも構いません。

VNC クライアントを使用して仮想マシンに接続すると、一部の機能が動作しないか、利用できません。

  • スナップショットを設定したり、スナップショットに戻ったりすることができない。
  • 仮想マシンをパワーオン、パワーオフ、サスペンド、レジュームできない。ゲスト OS はシャットダウンできる。シャットダウンにより、仮想マシンがパワーオフする可能性がある。
  • ホスト システムとゲスト OS の間でテキストのコピーと貼り付けを実行できない。
  • 仮想マシンの設定を変更できない。
  • 3D を使用していると、リモート ディスプレイが正常に動作しない。

前提条件

  • VNC サーバとして仮想マシンを構成します。VNC サーバとしての仮想マシンの構成を参照してください。
  • 仮想マシンを実行しているホスト システムのマシン名または IP アドレスと、必要に応じて VNC ポート番号およびパスワードを決定します。

手順

  1. コンピュータに VNC クライアントをインストールします。
    VNC はオープン ソース バージョンが公開されており、無料で利用できます。任意の VNC クライアントを使用できますが、ブラウザの Java ビューアは使用できません。
  2. コンピュータ上の VNC クライアントを起動します。
  3. クライアントに Hextile エンコード方式が設定されていることを確認します。
    たとえば、RealVNC Viewer を使用する場合は、 [Preferred Encoding] オプションで [Hextile] を選択します。
  4. 全色使用するように VNC クライアントを設定します。
    たとえば、RealVNC Viewer を使用する場合は、 [Colour Level] オプションで [Full (all available colours)] を選択します。
  5. VNC サーバ名を指定するプロンプトには、仮想マシンを実行しているホスト システムの名前または IP アドレス、およびポート番号を入力します。
    例: machine_name:port_number
  6. パスワードが必要な場合は入力します。