キー コード マッピングを利用できない、またはその機能がオフになっている場合、Workstation Pro は keysyms を v-scan コードにマッピングします。言語固有のキーボードが Workstation Pro でサポートされていないように思われる場合、使用する keysyms 表を Workstation Pro に指示するプロパティを設定する必要があります。
Workstation Pro は現在使用中の X キーマップをチェックして、使用する表を決定します。ただし、その決定プロセスは完全ではありません。さらに、各マッピングは固定されており、すべてのキーボードや X キー コードから keysym へのマッピングに完全に対応してるわけではありません。たとえば、xmodmap を使用して、<Ctrl> キーと <Caps Lock> キーを交換する場合、リモート サーバ(keysyms マッピング)使用時には仮想マシンのキーは置き換えられますが、ローカル サーバ(キー コード マッピング)使用時には置き換えられないことになります。こうした状況を修正するには、Workstation Pro 内のキーを再マップする必要があります。
keysyms のマッピング方法を構成するには、仮想マシンの構成ファイル(.vmx)または ~/.vmware/config に 1 つ以上のプロパティを追加します。
前提条件
- 複数のキーのマッピングを変更するには、各キーの keysym 名を特定します。keysym 名を調べるには、xev コマンドまたは xmodmap -pk コマンドを使用します。X ヘッダ ファイル /usr/include/X11/keysymdef.h にも keysyms の完全なリストが含まれています。keysym の名前は、その C 定数から最初の XK_ を除いたものと同じです。
- 別の keysyms 表を使用するには、使用するマッピング表を特定します。マッピング表は、Workstation Pro インストール ディレクトリ(通常は /usr/lib/vmware)の xkeymap ディレクトリにあります。使用する表は、キーボードのレイアウトによって決定されます。一般的なディストリビューションには、米国およびヨーロッパ諸国向けの PC キーボードと言語の表が含まれています。ほとんどの場合、101 キー(または 102 キー)と 104 キー(または 105 キー)の両方の変数を使用できます。
完全に正しいマッピング表がない場合は、最適なものを見つけ出し、それを新しい場所にコピーして、個々の keysym マッピングを変更します。
- v-scan コードについて理解しておく必要があります。v-scan コード表を参照してください。
- 仮想マシンをパワーオフして、Workstation Pro を終了します。