NAT を使用する仮想マシンが、1024 より下のソース ポートを使用することを要求するサーバに接続を試みた場合、NAT デバイスが 1024 より下のポートから要求を転送することが必要です。安全性の面から、一部のサーバでは 1024 より下のソース ポートからの接続のみを受け入れます。

仮想マシンのソース ポートと送信先のポートの制御パラメータは、NAT 構成ファイルの [privilegedUDP][privilegedTCP] の各セクションに設定します。使用する接続方法に応じて、これらのセクションの 1 つまたは両方に対して、設定の追加または変更を行う必要があります。2 つのパラメータを設定でき、それぞれ別々の行に表示されます。

表 1. 仮想マシンのソース ポートと送信先ポートにマッピングするためのパラメータ
パラメータ 説明
autodetect = n 1024 より下の仮想マシンのソース ポートを 1024 より下の NAT ソース ポートにマッピングする処理を NAT デバイスで試行するかどうかを決定します。設定 1 は true を示します。設定 0 は false を示します。Windows ホストでは、デフォルトは 1(true)です。Linux ホストでは、デフォルトは 0(false)です。
port = n 送信先ポートを指定します。n は、クライアントからの接続を受け入れるサーバのポートです。サーバ上の指定されたポートに仮想マシンが接続する場合、NAT デバイスは 1024 より下のソース ポートから接続を試みます。使用する接続に応じて、[privilegedUDP] または [privilegedTCP] セクション、あるいは両方のセクションに 1 つ以上のポート設定を含めることができます。各ポート設定はそれぞれ別の行に入力してください。

詳細についてはNAT 構成ファイルの編集を参照してください。